末吉竹二郎(すえよしたけじろう)
国連環境計画・金融イニシアチブ 特別顧問
すえよし・たけじろう。「地球環境に関心を持つベースは、生まれ、そして高校を終えるまで育った鹿児島の美しい自然にあると思います。大学卒業後は三菱銀行に入行、銀行員生活の半分(約16年間)をニューヨーク(14年間)とバンコック(2年半)での海外駐在員として過ごしました。恐らくこの長い海外生活が日本を客観的に見る視点を与えてくれたものと思っています。銀行を退職後、働いた日興アセット時代に国連環境計画・金融イ二シアチブ(FI)との関係が生れました。2000年11月のフランクフルトでの国際会議がきっかけになりました。この間、アジアから初めてFIの運営委員会に迎えられこの運動の支援に乗り出しました。」日興退職後は特別顧問の立場でFIの会議を東京に招致。現在もFIに関わる他、地球環境や企業の社会的責任(CSR/SRI)について、地方自治体、企業などのアドバイザー、各種審議会、講演、寄稿、TVなどで啓蒙に努めている。2008年からイー・ウーマン「働く人の円卓会議」議長。おもな著書に『日本新生』、『カーボンリスク(共著)』 北星堂、『有害連鎖』幻冬舎。