ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第28回 米倉 誠一郎さん

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米倉 誠一郎さん
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イノベーションは、技術革新?
- 佐々木
お久しぶりです。最近はここ六本木ヒルズのアカデミーヒルズにいらっしゃることが多いんですか?
- 米倉
いや、一橋大学イノベーション研究センターの教授が主の仕事ですよ。なぜイノベーション研究センターっていうかというと、昔は産業経営研究所っていってたんです。
でも野中郁次郎先生のときに、「なんかちょっと違うね」ということになった。産業経営研究所っていうと、何でもやるぞ、っていう感じですよね。でも経営学の理論からいっても、なんでもやるっていうところは結局駄目。だから絞り込もうということになったんです。
- 佐々木
そう、今日は、基本に戻って「イノベーションとは何か」のお話を伺いたかったんです。
- 米倉
良かった、得意分野(笑)。僕たちは、イノベーションを研究していますけど、イノベーションって、イノベーション研究の始祖ヨゼフ・シュンペーターが1912年に初めて言ったときから技術革新だけじゃないんです。組織のイノベーション、マーケティングもそうだし、モチベーションの新しいつくり方とか。そんな社会科学的なイノベーションすべてを研究するセンターをつくりたかったんです。
でもね、すごくおかしかったのは、文部省に行って、「イノベーション研究センターをつくりたい」って言ったら、「カタカナはあんばいが悪い。技術革新研究所というのはどうか」っていうんだよね。「それこそわれわれは一番間違っていると思うんだ。イノベーションを技術革新だけの話にしちゃいけない」といって、なんとかイノベーション研究センターが発足したわけ。
- 佐々木
そんなエピソードがあったんですか。それにしてもさまざまな仕事でお忙しいですよね。
- 米倉
僕は起業家史・経営史、そして経営哲学を教えると同時に、季刊誌『一橋ビジネスレビュー』の編集委員長と六本木ヒルズのアーク都市塾の塾長と、すべてイノベーションの啓蒙活動をしてるんですね、きっと。それと大学院の授業をやっています。
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