ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第37回 石井苗子さん

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石井苗子さん
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「近頃の東大は占いを教えるのか」って
- 佐々木
本当にお久しぶりですね。お忙しいところ、今日はありがとうございます。石井さんはいま東京大学大学院生ですよね。どんなことを勉強されているんですか?
- 石井
今年で3年目なんだけど、どこから話せばいいかなあ? 今は予防保健学と疫学を専攻してます。この「エキガク」ってのが、あの占いの「易学」と勘違いされることが多くて、「東大ではこの頃“占い”も教えてるんですか」って言われるの。いやんなっちゃうでしょ?
- 佐々木
おかしい(笑)。東大大学院の前は、聖路加看護大学で勉強なさってましたよね?
- 石井
2002年に聖路加を卒業して、それから東大の修士を今年の3月に卒業して、そのまま博士課程の試験を受けたんです。だから今年の4月から博士課程1年生。大学院の後期って言うんだって。わたし知らなかったんだけど、1〜2年生が修士「前期」で、3年生から上がドクター「後期」と呼ばれているんですよ。
- 佐々木
前期、後期っていうんですか。すみません、わたしも知りませんでした。で、博士号はどれくらいで取れるんです?
- 石井
最短で3年かかるんだって。長くない!? その頃わたしもう、死んでるかもしれないじゃない! 30代までの人たちは、だいたい修士を終えた前期で企業や研究所に就職しちゃうの。
で、わたしみたいにまぐれで合格したような年寄りはね、「NPOぐらい創立できなきゃだめでしょうね」とか言われて残ってるわけで、実際にNPOを作ったときに「ところであの人誰?」なんて言われないように、いわゆる肩書きが必要らしいのですよ。それで博士号をつけてあげる。だから適当に年を取ってたほうがいいのかもしれないわね。45歳から上ぐらいがいいなどと勝手に言われてますけど。そう簡単にNPOなんか作れないですって抵抗してます。
わたしね、この年になってもまだ社交が苦手でね。そこへもってきて、佐々木さんもご存知のようにハチャメチャな性格してるでしょう? 人付き合いが全然駄目! だから研究者向きと思ったのに。研究者の社交の世界にもすごいお作法があってね、今度はそれが全然、向いてない。
- 佐々木
どういうことですか? 研究者に必要な作法って、どんな作法?
- 石井
この資料をもらったら、あちらの教授にごあいさつとか。
- 佐々木
わっ、それは、わたしも苦手なんですよ。押さえるべき人が、まったくわからない政治音痴なので。でもお叱りをもらえるのなら、それはそれで目をかけていただいているのでしょう?
- 石井
いやいや。敵対心ってやつですかね。「なまいき!」とか「人をばかにしてる!」って。わたしなんかすぐそう言われちゃう。人をばかにできるほどわたし賢くないです、ただ年を取ってるだけですって言ってんのに(笑)。
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