ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第5回 松本 侑子さん

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松本 侑子さん
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就職活動、そしてニュースステーションへ
- 佐々木
まず最初に……侑子ちゃんと呼んでもいいでしょうか(笑)。
- 松本
もちろんいいですよ(笑)。わたしも、かをりちゃんと言いそうで(笑)。イー・ウーマンの方々の前では、本当は佐々木さんと言わなくてはいけないんですけど……(笑)。
- 佐々木
(笑)。対談をスムーズに進めるために、この際、いつもどおりにいきましょう。わたしが侑子ちゃんと会ったのは、『ニュースステーション』のとき。
- 松本
あれは何年だったでしょうか?
- 佐々木
わたしは87年に『ニュースステーション』に入ったんです。87年の4月でした。
- 松本
じゃあ、もう16年のお付き合い。決まってから番組に入られるまでが早かったんですよね。
- 佐々木
2月に誘われて、4月から仕事を始める契約だったのに、3月から毎日来るようにと言われて、わからないままに始めたんです(笑)。今思うと3月は無給だったんですよね。侑子ちゃんどういう経緯で『ニュースステーション』の仕事をすることになったのでしたっけ?
- 松本
85年に、大学4年生で、就職活動をしていたんです。マスコミ志望だったので、新聞社、出版社をまわるほかに、テレビ局も視野に入れて、フジテレビのアナウンス研修の試験なども受けて、その一方で、当時はバブル前ですが、今と違って景気のいい時代で、学生は売り手市場で、銀行からも誘われていたんです。
- 佐々木
銀行ですか?
- 松本
政治学と財政学のゼミに入っていて、財政、金融の勉強もしていたんです。銀行から「来てほしい」と熱心にお誘いがあり、金融にも面接に行っていました。
でも、第一志望はマスコミの、それもテレビより活字メディアの新聞社、出版社だったんです。マスコミは競争率がとても高いので、堅実に金融業界も考えていました。
そういうわけで、出版社と新聞社をターゲットに就職活動をしていたさなかの5月か6月に、朝日新聞に、ページ全面を使ったテレビ朝日の広告が、載ったんです。新しい報道番組を始めるにあたって、出演者を全国から募集、採用します、という広告。応募資格は新卒に限らず、全国の現役のテレビ局関係者からも採用するというものでした。
- 佐々木
若林正人さんなども応募された時ですね。
- 松本
わたしは就職活動の最中だったので、模擬試験のつもりで、この試験も受けたんです。そうしたら一次試験に通って、二次、三次……と。
- 佐々木
山内貴久美さんなども一緒だったんでしたよね?
- 松本
一緒でした。それで、最終的に10人が残ったんです。東京銀行にいらした若林さんに、東京都立大学の大学院の男性、テレビ局のアナウンサーだった橋谷能里子さんとか、それぞれの業界ですでにビジネスキャリアのある人が選ばれたんです。
試験に通ってから、それを知って、わたしは素人で、もともと活字業界志望なのに、テレビで働くかどうか、とても迷ったんです。
- 佐々木
何万人もの人の中から選ばれたわけだから、やるしかないでしょう。
- 松本
そんなに多くはないですよ、受けたのは6,600人くらいで、採用が10人だったから、660倍の倍率だったようです。
どうしようか悩んだんですけど、若林さんをはじめ年上の優秀な方がいらっしゃるし、勉強になるかもしれないと思って、まずは1年間だけやってみることにしたんです。その年は留年して、翌年新卒として、どこか違う会社を受けようと思ってました。
- 佐々木
そんな希望を番組側には伝えたんですか? 「1年間だけやらしてください」って?
- 松本
はい。会社側も「本来は新卒なので、その点はきちんと責任をとります」というお返事でした。
- 佐々木
まだ4年生だったから。
- 松本
はい。それで在学中の秋から番組が始まって出演したんです。
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