ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第58回 パク・ジョアン・スックチャさん

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パク・ジョアン・スックチャさん
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ワーク/ライフ・バランスとは?
- 佐々木
お久しぶりです。パクさんが「ワーク/ライフ・バランス」の専門家として注目を浴びられるようになり、とってもうれしく思っていました。まず、どんな風に定義されているのかをお話いただけますか。
- パク
こちらもうれしいです。まずワーク/ライフ・バランスっていうのはね、仕事も生活も両立させながら、社員の持っている能力をフルに発揮させるために、企業が取り組む必要があることなんです。施策によって、社員は仕事をしている間、仕事に集中できる。そういった環境を提供するっていうものなんですね。
私生活に不安があると、仕事に集中できないですよね。健康状態もよくないと、仕事に影響しますし。やっぱり人生っていうのは、仕事と仕事以外の側面で成り立っているので、両方バランスを取ることが、人間として生きていくためには必要なんです。
- 佐々木
あ、働く人の視点で考えるのではなく、企業が取り組むべきもののひとつだ、というアプローチなんですね。
- パク
先進国の傾向なんですよ。途上国は、バランスなんていう余裕のあることは言ってられない。衣食住でさえも満足に満たされていないわけですよね。ところが、ある程度、物質的に満たされた人達っていうのは、働く目的もお金だけのためではないし、人生の成功もただ単に組織の中で階段を上るだけでもない。
その成功の基準とか、労働観、人生の目的にしても、すごく多様になってきたっていうところがありますよね。
- 佐々木
それは企業側への提案としては、労働時間を短くしてワークシェアリングをすすめる?
- パク
そういうのではなく、基本的にワーク/ライフ・バランスっていうのは「変化への対応」として出てきたものです。先進国の場合は、お父さんが働いて、お母さんがうちのことを全部やって子育てをした時代がありましたよね。特に60、70年代にそういう傾向がありました。
90年代に、IT革命が発達して産業構造がすべて変わったのですが、日本はその変化に対応できてなくて、労働時間は長いにもかかわらず、国際競争ランキングは二十何位です。
頭脳労働の場合、労働時間イコールアウトプットでないにもかかわらず、時間イコールアウトプットだろうというような働き方や評価の仕方が日本には残ってしまっている……。基本的に私は働き方を変えていくっていうことが、ワーク/ライフ・バランスの核になることだと思っているんです。
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