ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第62回 陰山 英男さん

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陰山 英男さん
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分析が間違っているから、対策も間違っている
- 佐々木
ご一緒させていただいている中教審の部会では、今、学習指導要領の見直しをしているわけですが、その中でも、ゆとり教育の評価は、1つのテーマです。
教えたいと思う授業の案は、たくさんあるわけですが、何しろそれを決められた授業数に納めなくてはならない。だから授業数を増やせと揺れ動いていますね? 土曜日も学校があった方がいいんじゃないかと。この前は夏休みを1週間短くした中学校も報道されました。
- 陰山
夏休み削ればいいって話ですよね?
- 佐々木
ええ、私は、夏休み期間を自治体が選ぶというのは、動きとしてはいいんじゃないかと思ったんですが。
- 陰山
どちらか言えと言われれば、悪いですね。
- 佐々木
悪い。なぜですか?
- 陰山
学力低下の最大の原因は、子どもが勉強をしなくなったことではないからです。要するに、分析が間違っている以上、どんな対策を立てても功を奏しないって話です。そもそも、ゆとり教育が提起されたときも分析を間違えたんですよ。だから、ゆとり教育という誤った対策が提起されたんです。
授業時間を増やそうというのも、効果は一定あるはずですが、決定的ではありません。それが証拠に、土堂小学校は他の公立学校と同じ時間内で、急速な学力向上に成功しています。これは、私の言い分ではなく、各種デ−タと多くの参観者の目によって確かめられたことです。分析が間違えば、対策を間違えるのは当然です。今回も、やり方からすると、ハードな方向からソフトの方向へゆとり教育はシフトした、しかし、それはダメだからと、今度はソフトからハードにシフトしようとしてるじゃないですか。
- 佐々木
ええ。
- 陰山
だから、方向からすると反対方向なんだけど、私の目から見ればまったく同じことを繰り返してる。
- 佐々木
つまり分析が間違っていて、正しくないデータを見ながら、結論を出そうとしている。その手法がそもそも間違っているっていうことですよね?
- 陰山
そう。
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