
前回お話ししたアセットクラスとは、株と債券、円と外貨で分けた四つでした。それに「流動性の高い資産」と「その他の資産」の二つを加え、全部で六つのクラスに分類してみましょう。
ここで株と言っているのは、株そのものや株に投資する投資信託などです。債券は、「債券型」という意味で、決まったお金を定期的にもらえるもの。たとえば、固定金利の社債、国債なども債券ですし、金利が上下しても元本は値上がりせず、毎日分配があるMMFも債券に含まれます。外貨預金も債券に分類しておきましょう。
もう一度、この図1でどこに何が入るのか確認しましょう。
- 1.流動性の高い資産
 
- いつでも現金として引き出せる普通預金やMRFなど
 
- 2.日本の株
 
- 日本株、日本株に投資する投資信託など
 
- 3.日本の債券
 
- MMF、公社債投信、社債、国債、定期預金など
 
- 4.外国の株
 
- 外国株、外国株に投資する投資信託など
 
- 5.外国の債券
 
- 外貨建ての債券、外国の債券に投資するファンドなど
 
- 6.その他
 
- 不動産投資のリート、バランス型ファンド、金、金ファンドなど、1〜5に分類できないもの