投資信託(=投信)には、基準価額というものがあります。国内で設定されている投資信託は、日本経済新聞掲載の「基準価額一覧」で確認できます(火曜日〜土曜日)。外貨MMFなど、海外で設定されている投資信託も、主な基準価額は週末に掲載されています。マネックスで販売している商品の基準価額はWeb上で一覧できます。たとえば、今、マネックス証券のホームページで見てみると、日経225ノーロードオープンの基準価額は、1万口で6,659円となっています(2003年9月16日現在)。この「口」というのは「口数」のことです。
投資信託は、基本的には当初1万口で1万円と設定されています。1口1円ということです。ところが実際は、値上がりしたり値下がりしたりするので、1万口6,659円になったり、チャイナオープンのように1万口1万3000円になったりします。
あまり詳しくない人は、基準価額を気にして「この投信は7,000円で安いから買おうかな」「こっちは1万3000円で高いからやめよう」などと思ったりする人がいますが、たまたま今の値段がそうなっているだけで、1万3000円だからといって、これ以上値上がりしないとも限らないし、7,000円だから安いとも限りません。むしろ、運用がちゃんとできているか、実績がどうなっているか、目的に合っているかなどを重視して、商品を選んだほうがいいと思います。