前回はThank you.について書いたが、Sorryという言葉も注意して用いた方がいい場合がある。I am sorry.は、「自分が悪かった」という意味。この言葉を口にすると、責任が自分にあることを認めたことになり、その時点からは相手の責任を問えなくなることも考えられる。ビジネスなどの駆け引きにおいては、I am sorryという言葉は気を付けて使うことも必要だろう。
しかしながら、自分が悪いときには、立場はどうであれ、素直に、素早く、「ごめんなさい、悪かったのは私です」とあやまるのが、基本マナーであることは言うまでもない。
Thank you for quickly writing back. I am genuinely sorry for the problem. I was not clear WHICH tapes you requested and I assumed (incorrectly) that you wanted the full set. I APOLOGIZE!(素早いご連絡ありがとうございます。この問題について心からおわび申し上げます。どのテープを申し込まれていたのかを明確に把握しないまま、(間違った)想像をしてすべてのテープをお送りしてしまいました。申し訳ございませんでした)。
まず彼は、すべての責任が自分の判断ミスにあることをわびている。そのうえで、Yes, I will instantly ship you the NTSC tapes.(もちろん、すぐにあなた宛てにNTSC方式のテープをお送りします)と、自分が取る行動を明確にしていた。さらに彼は、 But I feel that I should do something extra for you as well, so I will include - at no charge to you - an EXTRA copy of the Partnership Power! tape series program.(しかし、何か「それ以上」のことをして差し上げなければと感じています。そこで――追加料金なしに――特別に「パートナーシップパワー」のテープを1本お送りします)と、文章を続けていた 単に正しいビデオを送るだけでなく、特別の追加サービスを提供することで、問題を解決しようとしたわけだ。