もともと、そんなにキャリア志向ではなかった私ですが、3人目の出産後も会社に戻ることが既に決まっています。
私の場合は、1人目の産後にキャリアの大転換(左遷、仕事干され、職域変更)があり、2人目の産後に分岐点(職務提案)があり、3人目の妊娠中にさらに職務認定(部署新設)があり……という感じで、自分では「中断=いつか本来の職務に戻る」のつもりであったものが、いつの間にやら「展開=ポイント切り換えを経て違うレールを走ってる」になっていました。
これから先は、自分でレールを敷いていかねばなりませんが、実は、元の職務よりも可能性は広がっていることに最近気付きました。
恐らく、1人目の産後、元の職務にこだわり続けていたら、こういうキャリア展開はあり得なかったでしょう。それを思うと、「しなやかなものは折れない」という言葉がしっくりきます。
思い描いたキャリア通りに行かないとき、いかに柔軟に先を見据えられるか。ブレるのではなく、「大体この見据えた範囲内に収まっていればよし」と懐を広くすることで、中断することなくキャリアを展開していくことは可能なのではないでしょうか。
子育ての経験から新たなビジネスに開眼する例もあることを思えば、「もともと描いていたキャリア」に固執するからこそ「中断」という認識が生まれるような気がします。 |