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今週のテーマ
会議番号:2212
心療内科と精神科の違い、知りたいですか?
投票結果
90
10
1195票
140票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2007年07月09日より
2007年07月13日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
古荘純一 青山学院大学教授、小児精神科医
今週のサーベイを通じて、メンタルヘルスは皆さんの興味が高く、それだけ切実な問題であることを改めて認識……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
大人の意識変化 (松蔵・海外・パートナー有・38歳)
大人でも精神的に支障をきたすことのより相当混乱するのだから、発達途中の子どもの混乱はさらに大きなものではないかと想像します。精神的に苦しい様々な症状がでたときに、周りの目を気にせず助けを求めることができる社会が求められていると思います。それには心の病に対する私たち大人の意識変化が、まず第一歩だと考えます。体のバランスを崩して熱がでるように、うつ病は心のバランスを崩した結果であり風邪薬を飲むのと同様、治療が必要、ということです。
受診して感じた服薬への疑問 (とらのこ・神奈川・パートナー有・33歳)
診断名に対する疑問があります。また服薬効果あり・なしタイプの見極めを早くできないでしょうか。自身5年前に精神科でうつ病と診断されました。職場ストレスと葛藤が原因と思っていましたが、4年間服薬中心の治療をし効果ありませんでした。転居もあり、現在心療内科に通っていますが、初診時に服薬歴を持参し、薬が効果ないこと、葛藤のことを話し「うつ病というより葛藤でうつ状態になっているのでは」となり、薬を減らし対話中心の治療をしています。以前より改善されています。
日本の医療全体にいえること (目指せ!コンサルできるライター・東京・パートナー有・40歳)
日本の医療はドクターとスタッフ(看護士さんや栄養士さんなど)のうまい連携が取れていないという問題点があると思いますが、心の問題に関してもそのことが当てはまるように思います。ドクターにかかる前のステップにもう少し身近な機関があってそれが開かれた環境(地域でのワークショップをやったり)であるならば救われる人も多いのでは?
診療科だけでは判断不能 (メイメイ・東京・パートナー無・42歳)
私は、精神科の産業医と主治医にかかっています。最初、「内科・心療内科」の開業医にかかっていましたが、主治医の治療方針の違いに戸惑い、精神科の臨床経験が豊富な別の「内科・心療内科」の開業医にかわりました「内科・心療内科」の看板を掲げている開業医の中にも精神科医がいます。ホームページや診察の中で、医師の経歴を確認した方が良いと思います。評判の良い医師は予約制の3分診療。信頼できる医師に巡り合うために、わかりやすい判断材料がほしいです。
総合案内が欲しいです (みずちん・神奈川・パートナー有・40歳)
女性の睡眠障害やめまい、動悸などの症状は、更年期とも重なり、判断が難しい部分なので、迷ってなかなか通院しずらいということもあると思います。相談員というかコンシェルジュというか、総合案内的なところが欲しいです。また、福祉施設で勤務していますが、利用者さんはもちろん、そこで働くスタッフのメンタルケアの必要性を感じています。福祉も医療もスタッフが疲れてしまっては患者さんや利用者さんのケアはできません。
紹介状を書いて頂いたものの (tibiko・大阪・パートナー無・37歳)
仕事のプレッシャーと上司との折り合いの悪さで、眠れなくなってしまいましたので、会社の産業医に相談し、近くの心療内科の紹介状を書いて頂きました。そこまでは良かったのですが、勤務時間中に受付が終わってしまうのが、大変困りました。風邪で体調が悪いといって、ごまかして、診察を受けに行きましたが、土・日曜や夜間診察がないと、仕事上のストレスが原因なのに、診察が受けられないという事態になり、悪循環や気がついたときは、遅い状態になってしまうのではないかと思います。
5日目の円卓会議の議論は...
よりよい相談・受診方法を考える
今週のサーベイを通じて、メンタルヘルスは皆さんの興味が高く、それだけ切実な問題であることを改めて認識しました。より軽い症状が心療内科で強い症状が精神科といった単純な分け方ではなく、
身体症状から内科的な見方が心療内科、脳神経学的な見方に近いのが精神科ということです。
とは言ってもそう簡単ではありませんし、選択の余地がないこともあります。どちらの科を受診しても適切な治療や助言が得られればよいのですが。
現在の専門医では、身体を各部分に分けてそれぞれのパーツを科学的に診察していく傾向が強いと言えます。内科の中でも「循環器科」、「消化器科」、「神経内科(神経科は精神科を指すことが多い)」などがあります。しかし、そのような分類の仕方では対応できない病態が増えてきましたし、受診する方も総合的に見て欲しいと考えています。
医師も自分の専門とする領域でなければ「精神的なもの」で片づけてしまわず、紹介先を探す、心理連携をとるなどの工夫が欲しいですね。また、臨床心理士の仕事が医療費に反映されないのも医師・心理士の連携がとりにくい要因であると思います。
診察を受ける側の人に理解していただきたいことは、
�� ころの問題は解決までに時間がかかる、最低数週間から年余に及ぶこともある、
�� 精神障害に対し不治の病や遺伝病などの偏見がまだまだ存在する、
�� 「薬に頼りたくない」あるいは「薬を処方されないと治療ではない」という両極端な考えは医療不信を招きやすい、
�� 相談を受けることも医療行為であり、特に電話で長時間の相談は他の患者の診療に支障を来すのでなるべく控える、
�� 精神的に疲弊した状況では医師の対応にもネガティブな印象を持ちやすい、
�� そのため予約をとり時間にゆとりを持って受診する、
�� 地域の精神医療センターなどの施設を活用する、
�� 長い付き合いになる場合も多いので、医師の経歴や評判にとらわれず自身で信頼のおける医師をさがす、
などです。
支援を行う側の役割分担も必要です。最初から専門医が全てを担うことは出来ません。受診に至るまでに、学校、職場、地域の中での初期相談機関があることが必要です。学校医、産業医、保健所・精神福祉医療機関の医師が中心となって、心理、福祉、保健などの職業の人と相談機関を作ることが出来ればと思います。
児童精神科医というのは通常精神科医で、小児の診察を行っている医師のことです。私はその認定医を取得していますが、イー・ウーマンでは「小児精神科医」と名乗っています。これは小児科医でかつ子どもの精神医療を専門としているという意味ですが、学会認定等の正確な名称ではありません。後者の方が、敷居が高くないのではと考えてのことです。
心の悩みをお持ちの方にとって今週のサーベイがお役に立つことできれば光栄です。1週間ありがとうございました。
古荘純一
青山学院大学教授、小児精神科医
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