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今週のテーマ
会議番号:2282
働く犬たち・社会活動犬、知っていますか?
投票結果
79
21
456票
120票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2007年10月08日より
2007年10月12日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
柴内晶子 獣医師 赤坂動物病院副院長
皆様こんにちは。今回も皆様からいろいろと投稿を頂戴し、ありがたく思っております。 「社会活動犬」と……
議長コメントを全文読む
1日目までに届いている投稿から...
見守るだけでしょうか? (ニューヨーク・パートナー有・34歳)
社会活動犬については、特にテレビを通じて見聞きをすることが多いです。街中でみかけることはごくたまにありますが、身近にはいません。「きっと話しかけたり触ったりしてはいけないのだろうな」と見守るだけですが、もし取っても良いコミュニケーション方法があれば教えていただきたいです。
複雑な心境 (パフィンドーナッツ・埼玉・パートナー有・38歳)
社会活動犬に助けられている方々は多くおり、その活躍も素晴らしいものだと思います。しかし、犬にとっては、かなりの負担を強いているのでは、と思います。犬の犠牲の上に成り立っていること? 人間のエゴ? と思うととても複雑な心境です。
社会活動犬をもっと評価して (いんこいんこ・大阪・パートナー有・45歳)
聴導犬や介助犬は、盲導犬に比べると認知度がまだ低いですね。盲導犬の数もかなり不足していると聞いています。募金だけでは財源もかなり厳しい筈です。国も社会活動犬の数や質の確保の為に、もっと動いてもよいのではないでしょうか。そうする事によって、彼らの認知度が上がり、健常者にとっても住みやすい社会になるかと思います。
企業内で飼われている犬も? (ヨシエリアン・USA・パートナー有・39歳)
盲導犬以外、社会活動犬は言葉すら知りませんでした。犬がその能力を活かして、人々を助けているのはすばらしいことだと思いました。日本のどこかの企業で、オフィス内で犬が飼われているという話を読んだことがあります。社内において、人々のいやしになっているそうですが、こういうのも社会活動犬なのでしょうか?
2日目の円卓会議の議論は...
「社会活動犬」との接し方
皆様こんにちは。今回も皆様からいろいろと投稿を頂戴し、ありがたく思っております。
「社会活動犬」というのは、私が所属する獣医師の団体、日本臨床獣医学フォーラムの年次大会で、様々な社会での役割をもっている犬たちにの各団体をお呼びするときに呼称とさせていただいたものです。そして多くの皆様にわかりやすいであろうということで、そう呼んでいます。
実際に、多くの現場で法律に定められて活動している主体となっている、2002年5月に定められた
「身体障害者補助犬法」にある、1)盲導犬、2)介助犬、3)聴導犬
でしょう。
そして(社)日本動物病院福祉協会(JAHA=Japanese Animal Hospital Association)が、厚生労働省老健局計画課の認可をうけて1986年から実施しているCAPP(Companion Animal Partnership Program)活動で活躍し、一定の条件にパスした認定犬たちも、社会の中での役割をちがった側面から行っています。
この補助犬法の成立と実施によって、国や自治体が管理するあらゆる交通機関、施設、そして民間施設も、不特定多数の人々が利用するホテル、レストラン、デパート、コンビニエンスストア、スーパーマーケットなどの施設でも補助犬の同伴を拒んではならないと言うことになりました。
ニューヨークさんの疑問ですが、例えばこうした犬たちが街頭や様々な施設で「仕事」をしている時には、やはり
基本的に第三者がコミュニケーションをとることは避けていただくのがベストの態度
です。もちろん、その犬の家族でもある使用者の方となんらかのコミュニケーションがあったうえでそっと触る……といった流れの場合はまた別でしょう。
通常は「仕事中」の犬たちは一見してわかるようなサイン、ハーネス(胴輪)をつけていたり、ベストをつけていたりして判別はしやすくなっています。そう言うときにはタッチをしない、注意の引き方(口笛などの犬の注意をあえてそぐような行動)なども避けてください。
思いやりをもって見守る
、ということが最大の理解の深い態度であると思います。もちろんこれは「腫れ物」に触るような態度という意味ではありません。犬と共にいても、特別な状況ではなくて、周囲の人々の助けがそれでも必要なことも多々あるはずです。
白い杖をもっておられる方には当たり前の用に杖が必要なのと同様に、車いすで移動する方には車いすが必須であるのと同様に、補助犬の力をかりて生活している方には補助犬が必要というだけなのです。その上で周囲があたりまえの配慮をする。つまり、「補助犬だわ!」と特別な感情で見ないということが、私たちがもっと身につけるべき「普通の」態度であると思います。
もちろん現実には、動物がいることで会話が始まることもあるわけですね。こうしたことも悪いことではありません。ただ、必ずはじめに使用者の方にお話しをすることが礼儀です。
いんこいんこさん、いつも投稿をありがとうございます。おっしゃるとおり、もっといろいろな側面からのフォローがあって良いですね。そのためにはより多くの皆様方の、しかも深いご理解が必要だと思います。
そのためにもこうした機会に少しでもたくさんの方が社会で働く犬たちへの認知度を高めていただけたらな、と思っています。実際一番皆様の認知度の高い盲導犬は全国で900頭以上が活躍していますが、聴導犬、介助犬はまだ2桁の数字です。もちろん数的には本当に足りません。
ヨリエリアンさん、このサーベイでこうした犬たちの存在と活躍を目にしていただけて本当にうれしいです。聴導犬は聴覚障害をお持ちの方のために、たとえば警報がなった、目覚ましがなった、呼び鈴がなって来訪者があった、などの場合にそのことを知らせる役割を、まさに日常の生活の中で行っています。
介助犬は、主に肢体障害をもつ方が介助歩行で歩く助けをしたり、自分自身で車いすに乗る補助をしたり、家の中で調理の手伝いをしたり、壁にある電気のスイッチを付けたり、消したりすることさえ行うのです。文字通り、障害を持つ方々の「自立」になくてはならない存在なのです。
そして会社の中で犬の存在があることで、会社の中の雰囲気が和らいだり、社員の精神的な和らぎになるので、会社として犬を導入するという事が今も行われています。これは伴侶動物と人間が共に暮らすことで良い結果を得て幸せになる、という「ヒューマンアニマルボンド(人と動物との絆)」の理念に沿ったとても基本的な事です。ただ何らかの認定であるとか国家の規定にしたがっているものではありませんので、カテゴリーは全く違いますが。
人と動物が同じ空間に過ごすという基本的な自然な流れ、という意味で素晴らしい潤滑油になっている場合も多くあるというのは事実だと思います。ただし、
動物との空間の共有が、万人にとって快適というわけではないという点もとても重要
なのです。それを踏まえて、クリアした上での共存が、都市部では特に重要な点ですね。
今日は、パフィンドーナツさんの疑問にもある
「人間の利益のために、動物に負担をかけているのでしょうか?」
についてご意見を頂けたらと思います。
柴内晶子
獣医師 赤坂動物病院副院長
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