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今週のテーマ会議番号:2048
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
3位
【開催期間】
2006年12月04日より
2006年12月08日まで
円卓会議とは

陰山英男
プロフィール
このテーマの議長
陰山英男 立命館大学教授、立命館小学校副校長
円卓会議議長一覧
みなさんの願い、わかりました。ここ近年の議論の中で、もっとも大切なのは、義務教育の目的は何かというこ……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 生徒が主体的にクラスを選ぶ (Lancer・東京・パートナー有・32歳)
「アメリカの教育の方がいい」という感触を得ています。科目ごとに自分のレベルにあった授業を受けられる、というところです。科目ごとにクラスメートも違います。自分で教育プログラムを組むという主体性も出てきますし、最近話題のいじめも少なくなる気がします。毎時間クラスメートが違うので、いつも同じ顔ぶれでいる必要はありません。クラブ活動も3カ月で終わるようにすればいじめがあったとしても常態化しないと思います(アメリカのクラブ活動は3カ月単位)。

yes 自立した国民と読み書きの徹底を (A6M2・愛知・パートナー有・50歳)
教育基本法のどこが問題かという根本を議論していただきたいです。それと、読み書きという基本を疎かにして欲しくないの2点です。市場経済の原点は、「自立」した国民の存在です。「自律」ではありません。良い意味で戦前と決別して欲しいと思います。そして、上辺の国際化ではなく、日本人としてのアイデンティティの確立、そのための読み書き能力の重視を望みます。

yes 規則に頼りすぎない (rie kimura・広島・パートナー有・48歳)
学校の規則が多過ぎます。制服から始まってすべてが決まっているような気がします。学校を離れて家庭にまでその決まりは押し寄せてきます。子どもたちも、まじめな親たちも、決まりを守ることが目的のようになってしまっている時があります。もっと自分で考える習慣を親も子どもも持つべきだと思います。規則の項目を増やしていけば、それですむのですから楽は楽です。しかし、なぜそれが必要なのかということが子どもにもわかっていないといけないと思うのです。

yes まずは少人数学級に (やうこ・東京・パートナー有・42歳)
「授業の準備をする暇がない」「子どもとしっかり向き合う時間がない」というのが先生方の本音ではないでしょうか。この数年雑務が増え、新しい試みも増え、熱意のある先生は潰れてしまいそうだと感じています。言いたいことは山ほどありますが、まずは小・中の学級定員を減らすことで、打開の道を開いてほしいと思います。

yes 教育基本法の絵本 (miyayoda・東京・パートナー有・31歳)
『11の約束』という教育基本法をわかりやすくした絵本があります。この絵本を読むと、この問題はとても複雑だけれど、私達がシンプルに考えられるように問題が定義できるのではないかと思います。学ぶことは、もっと自由でいいのではないでしょうか。国が何もかも決めた教育では、子どもや先生の自由な発想は失われていくのではないかと2児の母親として心配です。

yes 先生が子どもに向き合える環境を (tekiki・東京)
わが娘の学校の校長先生は、前任校での卒業式の国旗掲揚国歌斉唱の件で、行政の裁判のようなものに出席しなければならない立場になったそうです。どんなものであれ裁判に関わっていて不安がない方はいらっしゃらないと思うので、目の前の自分の学校での仕事に影響があると感じます。そういった煩わしい事から解放されて、目の前の子どもたちに専念できるようにしてあげたいです。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
「現場からの挑戦」
みなさんの願い、わかりました。
ここ近年の議論の中で、もっとも大切なのは、義務教育の目的は何かということの中身だと思います。それで、私はこう考えました。憲法は、日本人の三大義務として、勤労、納税、教育を掲げています。となれば、この三つの義務を果たすことを可能にする学力、これこそが義務教育の内容ということではないでしょうか。そうなると具体的な義務教育の内容というのは、社会的自立を支える力と日本人としての教養と言えるのではないでしょうか。その観点からすれば、現状のように都道府県名も学習しない指導要領は、憲法違反ではないでしょうか。

ただ、こうして学力を向上させることは、意外と簡単というのが私の思いです。では、なぜ、学校は学習指導に集中できないか。それは、人々が教育を悪いというと、それを議会が取り上げ、教育委員会や文部科学省を批判します。するとお役人は、現場にいないので、調査など余分な仕事を増やすのです。ですから、信頼し合えば、こうしたことがなくなり、学校はもっと元気になれるのです。しかし、国会で教育が議論されると、俄然議員さんもがんばります。すると現場は仕事が増えるのです。

意思決定を早く、小さな単位で行えるようにすることが望まれます。それだけでずいぶん違うと思います。報道機関が、不安を煽れば煽るほど雑務が増え、教育内容が悪くなると実感しています。

私は、こうしたことがなくなれば必ず教育はよくなると思います。そして、それを実証するために、今、山口県山陽小野田市の教育改革に取り組んでいます。10万人に満たない町ですが、この町の子どもたち全員を一年で劇的に学力向上させるという無謀な挑戦をしているのです。予算も増やさず、教師も変えず、それで一年で子どもを伸ばすのです。でも、その方法は簡単。「早寝早起き朝ごはん」と「読み書き計算」です。先日、いい感触でここまで来ている、と報告がきました。年度末が楽しみです。こうやって、議論の速さに負けない速さで結果を出して、改革を確かなものにして、日本の教育界の意地を見せたいと思います。

陰山英男
立命館大学教授、立命館小学校副校長
陰山英男


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