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サーベイ

2001/2/12(月) - 2001/2/16(金)
5日め

テーマセカンドオピニオンって知ってる?

今日のポイント

「証拠に基づいた医療」の導入で医者の質のスタンダード化が進む

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凡例
キャスター
進藤奈邦子
内科医・WHO(世界保健機関) メディカルオフィサー
進藤奈邦子さんと佐々木かをりのwinwin対談はこちら

「セカンドオピニオン」や「インフォームドコンセント」をキーワードに、医師と患者の相互関係の見直しについてお話ししてきました。では、気になる医者の質、はどうなっているのでしょうか? 最近では、やっと日本……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

OTHERS

大事なものを守り抜くのは人として当然(マーヤ)

「設計屋と医者には、自分の欲しいものをきちんと示して闘い取らなければいけない」。この言葉を実践している親友からもらいました。先生と呼ばれる人たちとそういう関係を作るのは大変ですが、欲しいものを勝ち取ったり、大事なものを守り抜くことは、人として当たり前のことだと思います。そうやって、すごい設計屋サンや信頼できるお医者さんに出会うことができました。

医師は人間を相手にしていると認識すべき(北海道・34歳)

病院ぎらいです。ほとんどの医師は、何のためにどんな処置をするのかきちんと説明してくれないし、聞けば、いやな顔をする……。日本の医療技術はすばらしいかもしれないけれど、医師は人間を相手にしているってことをまず、認識すべきだと思う。セカンドオピニオンは良いことだけど、それ以前の問題が多い。

アメリカ並みの関心度がこれからは必要(MAYU・神奈川・既婚・39歳)

ぜひ、セカンドオピニオンの考えを知って頂いて、自分の治療に関心を持ち、選択権を持ってほしいと思います。手術したいが為に検査結果を患者に告げないドクターや、意見されると怒るドクターがいるのは事実です。無知なままに自分の領域だけに固執して、患者の全身管理ができないドクターもいます。アメリカ並みの関心度がこれからは必要になります。

患者が選択できる仕組みと意識を高めるべき(Tam・東京都・既婚)

インフォームド・コンセントやセカンドオピニオンなど、患者側の立場に立った言葉が出てはきていますが、現状はどうでしょう。昨今の医療ミスの多さ。患者側も治療に関しては「なされるがまま」状態。もっと患者がいろいろな医療サービスを選択できる仕組みと、患者側が自分で選ぶという意識を高めるべきですね。治療費や保険料は自分たちで払っているのだから。

最初の病院で手術しなくて良かった(kirinnsan・熊本・既婚・41歳)

ある人が妊婦の時、耳が聞こえなくなり、病院で「悪性の腫瘍かもしれない、顔を半分くらい切除しなくてはならない」と言われたそうです。違う病院でも似たようなことを言われ、もう1軒違う病院に行ったら「赤ん坊が生まれたら治りますよ」と。産後嘘のように治って、最初の病院で顔を切られなくて良かったと言っていました。わたし自身、卵巣のこぶをとってもらうことにした病院の先生が、「開いてみないとわからない、癒着次第で大手術に代わるかもしれないし……」と頼りないことばだったので、遠いけど知り合いの病院に入院したいと言ってレントゲン写真をもらい、違う病院の先生に見せたら、こぶも小さいし、ホルモン治療をしてみようということに。最初の病院で手術しなくて良かったと思う。

健康保険の側からも積極的な雰囲気を(かずのこ・調布市・未婚・29歳)

本当の意味でのセカンドオピニオンが定着するには、健康保険の側からも積極的に勧めるような雰囲気になって欲しいと思う。今のところ、自分の病気に対して不安だから、診察を受けている医師に隠れて、別な医師の判断を受けるというイメージが大きい。

症状を言えない子どもへの点滴など気になる(えりまま・既婚・31歳)

だんなが医療関係の仕事なので、病院の選択はだんなまかせです。ただ、「いい先生だな」と感じても、その先生しか知らないのは恐い気もします。すぐ治る病気ならいいけど、治療に時間がかかったり、長期にわたって薬を飲まなくてはいけない場合は特に。自分で症状についてはっきり言えない子どもに、あっさり点滴や注射や投薬されると気になります。

病院まかせでは「ぼったくられる」?(OMU・26歳)

最近、医療ミスのニュースが多いので、自分が重大な病気にかかったときには、その治療法や投薬の種類について、詳しく理解しておかなければならないなと思います。患者が自分の病気の治療に熱心であれば、病院側も気を抜けないでしょうから。また病気だけでなく、入院期間や入院費用、手術費用などについても把握しておきたい。病院まかせでは「ぼったくられる」こともあるのでは?

昨日までのみなさんの投稿を読んで

「セカンドオピニオン」や「インフォームドコンセント」をキーワードに、医師と患者の相互関係の見直しについてお話ししてきました。では、気になる医者の質、はどうなっているのでしょうか? 最近では、やっと日本でもEBM(Evidence Based Medicine)ということばが医者の間で定着してきました。「証拠に基づいた医療」とでも訳しましょうか、要するに確乎たる根拠に基づいた医療を行うと言う姿勢です。

「こういう患者さんには、この治療が最善の結果をもたらす可能性が最も高い」という事実を、充分に吟味されて論文発表された文献のなかから拾い出して証拠とします。欧米では、この根拠を持っていなければ、「やぶ」医者か祈祷師として相手にされません。

日本の古いタイプのエライお医者さんたちは、よく「わたしの経験では……」というフレーズを使いたがります。そう言うお医者さんたちが、ご自分の限られたご経験からたまたまの症例を拾い上げて語るのではなく、全ヨーロッパ、汎アメリカなどで行われる多施設試験では、ものすごい数(何千、何万)の症例を、きちんとデザインされた計画によって厳密に比較検討し(たとえば性別や年齢をマッチングする)、結論を導いています。どんな精力的なお医者さんが1人でやってみても絶対に太刀打ちできない圧倒的な数です。

Evidenceを活用し、検査にかける時間や費用も最低限に押さえて、有効な治療を行おうという動きがEBMなのです。この動きの積極的な導入で、ある程度、医者の質のスタンダード化が進むことが期待されます。

この先は、高度に分化・進化した分野での専門的コンサルテーションになります。こういう場合は、治療法が吟味の過程であることも多く、やはりセカンドオピニオンを活用して、一番納得のいく治療法を選んでいただきたいと思います。

進藤奈邦子

進藤奈邦子 プロフィール

内科医・WHO
(世界保健機関) メディカルオフィサー

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