

黒猫ものがたり(Kylin・大阪・既婚)
ある夜家に帰ると、1匹の黒猫がわが家の玄関にいました。「黒猫がびっこをひいている。かかりつけの獣医に連れて行ってやりたい。車で連れて行ってはもらえまいか?」。嫁はいたたまれずに、連れて来たといいます。こと動物に関しては、嫁は一歩もひかないのを知っていますから、わたしが折れるしかありません。洗濯ネットに包み、頭をタオルで目隠しし、先生・嫁・わたしの大人3人がかりで押さえ込んでやっとの思いで治療しました。こうして治療しても、野に放てばほかの猫との生存競争がある。クロは餌を食べているだろうか? 足は大丈夫だろうか? など心配の種は尽きることがない。ならば、常に目の届く場所に置いてやりたい。そして、嫁はこの時ある決意をしました。「クロをウチで飼おう」と……。一旦、待合室に出て10分ほどで先生に呼ばれて治療室に入り、やがて出て来た嫁の目には涙がありました。ある病気のキャリアだったのです。飼うことを許したものの、既存の2匹とは隔離して飼わねばなりません。かくてわが家には、リビングのドアを隔てて、2つの世界が出現することになったのです。
本当にたいへん(ちはる)
捨て猫(の子どもであろう)でケガをしている子猫を拾ってから3年あまり。これまで何度も大きな手術をしたのでかなりの出費をしましたし、毎日の世話やエサ・砂代などもかかります。動物を飼うということがこんなに大変なことかと身にしみています。人間が世話するのも大変な動物が、捨てられて自力で幸せに生きていけるはずがありません。捨てられた動物は必ず増えます。捨てた人・迷っている人は、どれだけの命が不幸になるのか考えるべきです。個人的には海外のようにきちんと資格制度のようなものを作るべきだと思います。「ペット大国」と言われ、恥ずかしい気持ちになるのはわたしだけでしょうか?
わたしたち家族と猫(naughtypeco)
妹から猫のことで電話がありました。犬の散歩中に子猫を見つけて連れて帰り、洗って30匹くらいノミをとって……。でもまたもとの所に置いてきたと悲しそうでした。妹が今まで拾ってきた猫は7匹。困りながらも結局最期までみんなで面倒をみた猫たちでした。両親を亡くし、わたしは嫁ぎ、妹は犬だけで精一杯とあきらめたのです。妹も大人になり、ペットを家族の一員としてきちんと世話をするということの責任を理解したんだなと思いつつ、昔泣きながら猫を連れて帰ってきていた姿を懐かしく思い出しました。
迷子犬と売れ残り(Maja)
昔、迷子のスピッツが交番に届けられ、保護施設送りになるところをもらい受けて、老衰で死ぬまで17年間育てました。最近わが家に来たヨーキーはペットショップの売れ残りで、ブリーダーさんが繁殖用に置いていた子です。屈折した過去の経験から、臆病で用心深く気ままなやつです。人のいるところでは、エサを食べなかったり、何かにひどくおびえたり、予想のつかない行動をとります。それが恋の駆け引きのようでおもしろいところでもあり、ふりまわされたり。犬のリーダーとして、しっかりと飼い主の威厳を見せないとなめられることもあります。かわいいけれど一筋縄ではいかない。
一度拾ったことがあります(tisa)
子どもの頃、段ボールに入れられ、捨てられた子猫を見つけたことがあります。いったん拾ってうちに連れて帰りましたが、母が動物嫌いなため受け入れてもらえず、泣く泣く元の場所に戻しに行きました。そこそこの大きさになるまで育てて里親を探すという知恵が、その頃はありませんでした。いまだに悔やまれます。

ないです!(いまいくん・埼玉・既婚・39歳)
今までの住環境がペット禁止の共同住宅なので、一度もないですね。子どもの頃、ハムスターなどの小動物は友人からもらって飼ったりしましたが。

洗ってあげました(Yasumin・既婚・36歳)
わが家はペット禁止の家でした、それでも道端に泥まみれになっていた子猫を見つけたときは、かわいそうで家に連れて帰りました。シャンプーでキレイに洗ってあげて、ミルクを飲ませてあげて……。親に叱られて、泣く泣く戻しに行ったのですが、キレイになったその猫は、数時間後にだれかに拾われていったのをみて、安心したものです。瞬間的にでも猫を飼っている気分になりました。
飼ってしまうかも(erio)
捨て犬や猫はほとんど見かけたことがないです。ノラ猫はたくさんいますけど。でも、もし見つけたら飼ってしまうかも。アパートだから犬は無理かもしれないけど、猫ならば……。

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