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メンバーの視点

どうしても抜けない「お上意識」 2002年1月26日

いつも問題は蚊帳の外

アフガニスタン会議にメンバーの参加を外務省が拒否したことで、鈴木代議士、田中外相の「言った、言わない」「聞いた、聞かない」が大騒ぎになっていますが、問題はそこではなくて、「気に入らない団体は参加させない」「参加させる」「それを誰が決められるのか?」ではないでしょうか?あの、鈴木代議士の「政府を批判している者に、会議に出席させることはない」発言にはほんとうにびっくりしました。あの言葉に旧態依然の自民党が見えました。国民はそれ(旧態依然)がイヤで自民党離れしたんではないんでしたっけ? それを自民党内を「変える」からってんで小泉人気になったんですよね?

政府の批判って、しちゃいけないことなんでしょうか?

報道の方にも注意してほしいのは問題はどこか?というところをズレて報道することです。問題は「政府を批判している気に入らない団体は参加させない」という思想なのです。どうしてそこをもっとクローズアップしないのかな。そうでないと国民は、問題の争点が「ああ-、また鈴木代議士と田中外相で内輪もめやってる……どっちが悪いンだか……」としか見えないのです。(ぷあ)

恥をかかされた思い

今回のことは、NGO代表のアフガン復興支援会議への出席が、政治家の圧力によって外務省を通して拒まれたのか否かということに始まっており、問題にすべきなのも、まさにその点である。それが何時の間にか、田中外相対鈴木宗男議員及び外務省という構図になってしまっている。

外務省高官から、出席を拒否され、それは鈴木氏の指示によるものであったと会見で述べた大西氏に事情を聞き、外務省のどの高官からの話であったのか、及びその具体的な内容を確認した上で、その高官にことの真偽をただすというやり方が一番、合理的であると思われる。現在のような「言った」「言わない」の議論を続けていても時間の無駄。解決すべき諸問題は山積しているのである。

世界が注目する中、重要な国際会議の中に、洗練された国際感覚ではなく、古い永田町と官僚の感覚を持ち込んでくれたおかげで、日本国民が恥じをかかされた思いである。こんなことはこれを最後にしてもらいたい。(匿名)

マスコミに望むこと

わたくしは、海外在住なので今回のアフガン復興支援会議に関する外務省の失態は、藤田さんの記事を通して知りました。おっしゃることはもっともでして、今後ますます世論中心の政治が必要とされるでしょう。

今後官僚中心ではなく世論を反映した政治を行っていくためのもっとも重要な媒体がいわずと知れたマスコミです。この前日本に帰国したとき、テレビではあいかわらず内容のない非政治的な娯楽番組などが比重を占めていました。今後もっと報道番組を通して国民の批判精神を刺激していただくことが政治の成熟化に不可欠だと思います。あと知性を低めるようなテレビ番組、雑誌を少しでもなくすことも重要だと思います。国民はそういうものを読んだら恥ずかしいという常識を持つべきだと思う。そのような心の指標がないことは大きな問題だと思う。(匿名)

政治家の意識、マスコミの感覚、国民の声

今回のいざこざのそもそもの原因は鈴木代議士の「不当な圧力」疑惑と会議主催国である日本の主力NGOの参加ボイコットであって、田中大臣が責められるというのは論点がずれているのではないかと思います。 21日のテレビ放送では、ボイコットされたNGO代表の大西氏が、外務省から朝日新聞での記事の内容について鈴木代議士に電話で謝るように、といわれたと明言しているところが放映されました。その後、鈴木代議士が和服姿で、政府に不服があるのになぜ政府がやることに参加したいのか反対に聞いてもらいたい、などと語尾を荒らげていたのです。

ここで気づくことが2点。まず大西氏が嘘をつく理由はないのではないか、ということ。謝ってほしい、とわれても、何をどう謝るのか理解できない、という理由で大西氏は鈴木代議士に電話をしませんでした、と言っているのを見て、謝る相手をあえて偽る理由がないように思えるのです。

第二に鈴木代議士の奢ったお上意識。政府組織ではないのだからNGOなのであって、政府に全面的に賛同するなら政府組織に入るのでは?という素朴な疑問が湧き上がります。NGOは政府とは違う立場での援助ができるからこそ意義があるわけで、今まで実績をあげてきた日本のNGOに対してそのような発言をするとは、鈴木代議士の根本的な無理解さを感じざるをえません。

この外務省NGOボイコット事件は、海外のNGO団体から日本政府に対しての厳しい批判がでていて、それを一喝した田中大臣の功績は大きいはず。それなのに福田官房長官が、あたかも田中大臣と鈴木代議士との対立にすりかえて、会議の成功を後味の悪いものにしたくない、というのはどうも筋違いなのではないかと思います。

一代議士からの圧力で動く外務省の官僚の体質には、またか、という失望感がありますが、マスコミの取り上げ方にも偏りがあるように思います。緒方政府代表については女性ですばらしい功績を残されている人、としてとてもいい内容の紹介がされていましたが、田中大臣に関する今回の取り上げ方には、歪みを感じました。

事実を伝えるための取材なのに、なぜ鈴木代議士に詰め寄るようなインタビューをしないのか、もっと大西氏に詳細を聞いてもいいのでは、という歯がゆさが残ります。また、議長である緒方政府代表のコメントがどこにもないのはどうしてでしょう。彼女は難民支援に関して一番詳しい人物なのですから今回のNGOが締め出されたことについて意見があるはずです。もし、政府代表としてコメントを差し控えているのであれば、緒方議長はコメントを差し控えた、と報道すべきだと思います。

このような事件が起こる度に、政府、官僚、代議士、どれも信頼おけない人々、という悲しいイメージがつきまといます。しかし、それを是正していくためにマスコミがしっかりと公平な目で切り込んでほしいと思います。(長田有喜)

「お上意識」の温床は国民にありますよね

役人の思い上がりは政治家に責任があるならば、その政治家を選んでいるのはわたしたち国民。結局はこの3者全員に責任がありますよね。

身近なところでも、「議員さんに○○してもらうよう頼んできたから、もう心配ない」。みたいな会話よく聞きます。夫の暴力に耐えかねて妻が子どもとの逃げ場を確保してもらうように行政に働きかけるというような緊急事態から、老人ホームに優先的に入れてもらえるようにとか、仕事を融通してもらえるように働きかけをするようなことまで。当然のことのように行われていますよね。

程度の差は大きいけれど、国家レベルで行われていることと本質的には何も変わらないと思います。権力を利用して利益を得ているわけですから。一つの大きな問題点は本当に必要な人が行政サービスを受けられるとは限らないというシステムの貧弱さがあると思います。

が、一番問題なのは、国民の政治家評価の基準があまりにも低レベルだし、視野が狭いということ。「自分だけよければ良い」とか、「明日良ければ」という基準で評価するから、国家レベルまで見えていませんよね。50年先のことも見えていません。それでは政治家に「将来のビションを」なんて言ったって無理ですよ。

まずわたしたちが変わり、政治か任せにせず行政にも政治にも口も手も出すことが大切ですよね。金を出してるんですから。その先駆者がNGOですよ。

鈴木宗男さん、「政府のやることに文句を言う人たちが、政府主催の会議に出席したいなんておかしな話でしょ?」と言えるあなたの常識のほうがおかしい。彼(彼ら?)にとって批判は排除すべき因子なのでしょうかね。NGOの政府批判は成立の経緯やその性質上当然のことだと思うし、そうでなければ政府は良くなりませんよ。この一言で鈴木さんがウソを言っているというのは明らかだと思うのですが。

批判に対してアレルギーがあるのもわれわれ日本人の悪いところですね。批判も一意見としてありがたく受け取れるような懐の深さを持ちたいものです。(匿名)

NGOの良さを守って

長年関わってきたNPOが少し前に財団として再結成されました。財団になる前の組織はとても愛すべきものでしたが、財団となると杓子定規にせざるをえなく、当事者たちも本音では残念に思っている部分があります。

今回の問題、NGOが関わっています。何だかここのところ妙にこのNGO、NPOが持ち上げられています。実はここに危なさを感じています。Nオーガニゼーションの良さは自由闊達さにあるでしょう。でもそこには不正やいい加減さも入り込む余地が大いにあります。今回の事件で名の上がっている組織も、わたしが関わってきた組織も大変誠実で意義深いものであることには疑いの余地はありません。でも同じNのつく組織で悪いものもあるでしょう。ことによるととんでもないひどい組織もあるかもしれません。 自由に活動できるためには杓子定規な部分を省いてもらわなければなりません。それだけに、悪い事をしようとしたら、どこまでもできるわけです。

今回の事件の悪役が悔し紛れにそんな悪い組織を探し出してきて、マスコミに流すことなどないでしょうか。そうなった時、妙に騒いで、NPOは信用できない。などという活字になったうわさが流布されては大変です。ここのところ妙に持ち上げられているだけに、心配です。日本にせっかく芽生えて育ちつつある価値ある芽をどうぞ、傷つけないでください。(匿名希望)

ナンセンス!

今回のNGOの件には、はっきり言ってがっかりです。外務省のいざこざは毎回話題になっていますが、今回ばかりは鈴木氏の発言に正直腹が立ちました。鈴木氏は政府を批判するNGO団体がなぜ政府の会議に出席するのかと怒っていましたが、はっきり言ってナンセンスだと思います。藤田先生の言う通り、お上意識が鼻につきます。

アフガン復興という目的のため政府を批判しようがしまいが目的は変わらないのではないでしょうか?

それこそ民主主義なんだから政府を批判することも当然の権利であると思います。政府を批判したら国際会議に出席できないようでは誰も政府を批判できないし、本当の意味での民主主義ではないと思います。

あの件で田中外相は涙を見せましたが、あのときの小泉首相の「女の涙は最大の武器だから」という発言も驚きです。他人事という感じが強く、それにしても的外れな発言だと思います。

わたしはどちらかというと田中外相にがんばってもらいたいので、偏見があるかもしれませんが、今回はNGOの参加不参加の問題から誰がウソをついたつかないの問題にすり返られてしまったとても「日本的」な政治家についてとても疑問を感じました。(tomonekey)



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