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「……と、言われています」(2003年3月29日)

複雑な問題を解きほぐすために

イラク攻撃賛成か反対か。ewomanサーベイでも2週間にわたり取り上げられてますが、これほどまでに難しい問題はない、というくらい悩みます。アメリカの大義、「民主主義と自由」も理解できるし、サダム政権はイラク国民を独裁で抑圧してきた事実もわかる、しかし自分の中で、何だかしっくりこない。戦争しか解決方法はないのか、国連はもはや機能しないのか。アメリカに隠れた目的はあるのか。独裁だからといって一国の政権を武力で打倒することが許されるのか。戦争というものは確実にコントロールできるものなのか。サーベイを見ていても、日ごとに賛成と反対が感情的になりつつあるようにも思えてくる。これだけ複雑な問題を、賛成か反対のどちらかで答えを出すこと自体が無理なのか。自問自答の毎日でした。

そこで思いついたのが、とにかく色々と過去のアメリカとイラクの関係、湾岸戦争の背景、戦後処理、フセイン政権の実体、など調べられるだけ調べよう、これだけ複雑な問題を、限られた知識の中で議論していても、壁に突き当たる、そんな気持ちで、みんなで情報を共有できるような空間が必要なのではないかと思いました。

そのひとつのきっかけになれば、と思っての投稿です。まだまだ未完成ですが、少しでも情報を共有できたら、と思います。

「フセイン政権の過去、実体」
・70年代より、フセイン独裁政権下、約29万人が政治的な理由で殺害された(人権保護団体アムネスティ)
・88年3月、北東イラクに住む自国民クルド人6万人を化学兵器を使用して殺害
・80年9月、隣国イランを侵略して、8年間で100万人殺害
・イランイラク戦争ではイラク軍も犠牲者100万人といわれる
・長男ウダイ、次男クサイも、91年にバスラでシーア派イスラム教徒の蜂起弾圧で数千人を処刑
・フセインのいとこアリ・ハッサン・アルマジドも、シーア派イスラム教徒の虐殺で主導的役割を果たす
・フセインの側近グループは、会員制クラブで、殺人者のみが入会できる。残虐性を示せたもののみ信頼される
「アメリカによるイラク支援」
・79年に起きたイラン革命が中東に勃発し油田が革命派の手におちることを恐れ、イラン・イラク戦争ではイラクを公式、非公式に支援
・軍事情報を提供、経済援助、秘密裏に軍事物資を供給、炭そ菌などの生物兵器を製造できる培養基も米企業から輸出、細菌をイラクが輸入するのも黙認
・その時点からフセインの人格的、人権問題は認識するも黙認
・ペルシャ湾に艦船を派遣、イランの油田基地を破壊、88年にイージス艦がイラン航空機を誤射、民間人290人死亡の事件の数週間後に停戦
・イラン・イラク戦争で疲弊したイラクはクウェート侵攻、アメリカは侵攻の2週間前にイラク兵力集結をキャッチ、当初「アラブの問題には口を挟まない」との姿勢を見せる
「湾岸戦争」
・空爆での被害者は、イラク兵士5万〜6万人、民間人5,000〜1万5,000人(グリーンピース)
・イラク側発表では、この戦争での死者(推定)は、兵士10万〜12万人、民間人6万〜9万人、民間人の死者のうち90%は停戦後に死亡。半分が内乱で、残りが栄養失調、爆撃による医療施設の崩壊
・戦後処理は戦争の貢献度によって振り分けられたので、米企業が70%程度受注。クウェートの復興費用500億〜1,000億ドル、イラク2,000億ドル
・油田の消火から航空機、通信設備までほぼすべてをアメリカが独占、ボーイングの受注60億ドル、AT&Tの受注40億ドル
・「死のハイウエー」停戦後、クウェートからイラクへ撤退する兵士、民間人を多国籍軍が爆撃、2月25日から26日の明け方まで続き、グリーンピースの推定で兵士5万〜6万人、民間人は不明、おそらく数千人。イラク駐日大使は、多国籍軍は国際的な戦争法規で禁止されている大量殺戮兵器(燃料気化爆弾、ナパーム弾など)を使用して無差別攻撃をしたと告発している
「アメリカの外交」
・2001年3月 京都議定書から離脱
・2001年7月 英仏露が批准した包括的核実験禁止条約の批准放棄鮮明に。生物兵器禁止条約の交渉から離脱決定。査察受け入れたくないのが理由
・2001年12月 ロシアに対し弾道弾迎撃ミサイル制限条約からの脱退を通告。独自のミサイル防衛計画推進のため
・2002年3月 主力鉄鋼製品へのセーフガード発動、欧州、日本、中国などWTO(World Trade Organization:世界貿易機関)に提訴
・2002年5月 米農家の保護強化の新農業法に署名
・2002年9月 先制攻撃ドクトリンを成文化した国家安全保障戦略発表
「ネオコン(ネオ・コンサバティブ:新保守主義者)」
・97年政策集団「新アメリカ世紀計画」(PNAC)を発足。「米国の原理を大胆に世界に広める外交と、全地球的責任を引き受ける指導者層をつくる」(発足声明より)声明署名者にはチェイニー副大統領、ラムズフェルド国防長官、ウルフォウィッツ国防副長官、米国の強硬な一方的外交を支える
・敵を先制攻撃でたたくことをうたい、「世界で同時多発戦争を行い、決定的な勝利をおさめ、全世界にアメリカ型の民主主義を力づくでも広げていく」という目標を掲げる・「中東全体の民主化」構想(W・クリストル、R・パール)
・米国とイスラエルの二つを祖国とする
「キリスト教原理主義」
・クリスチャンコアリションは、89年9月に会員25万人で発足、共和党最大の利益団体に成長、現在会員200万人程度とされる。共和党固定支持票の3分の1を占める勢力、キリスト教原理主義の中核とみられる
・共和党を乗っ取るという明確な目標を持っており、大統領選でも影響力絶大・ネオコンがキリスト教原理主義に接触、連携強化

(はるたいママ)



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