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「危ない」指導者(2003年4月12日)
化学兵器の使用が許されるわけではない
今回のイラク攻撃でアメリカが劣化ウランを搭載したミサイルを多用した、と報道されていたのを聞いて怒りで全身が震えました。このミサイルは前回の湾岸戦争でも使ったそうで、イラクの子どもたちの白血病発病率はとても高いそうです。なぜ、こんなミサイルを使用する必要があるのでしょうか? フセインを打倒することが目的ならば、もっと周到にスパイなどを潜伏させてどこにいるのかを探り、着実に事を運ぶほうがいいのではないかと思います。そんなことをせずに、闇雲に民間人のたくさんいる場所にこのような悪魔の化学兵器を平気で使用し、孫の世代までの苦しみの種をまき、人々の生活の場やインフラを破壊するなんて、いったい何が目的なのでしょうか。
フセイン政権で苦しんだイラク国民が開放され、略奪をし、踊り喜んでいる姿をアメリカは勝利の宴と楽観視しているようですが、アメリカこそ悪魔の化学兵器を使用するのを即刻止めるべきではないでしょうか。そして、このような指揮を執った大統領はじめ、司令官や国防相などは、決して英雄としてあがめられるべきではないと思います。
隣国の独裁者に対しても打倒したいという気持ちはありますが、そのために化学兵器を使って民間人やその土壌を病気や汚染で苦しめることは絶対反対です。なぜ、このような横暴が正義として認められるのでしょうか?
(mamarin)
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