AFS帰国25周年記念パーティー(2002年8月2日)
出張勝也(でばり・かつや)
株式会社オデッセイ コミュニケーションズ代表取締役社長
1976年、16歳の夏、僕はAFS (American Field Service) という高校生を対象とした留学プログラムの23期生、約100名の一員として、アメリカに渡りました。その頃は、まだ成田空港が完成しておらず、羽田からの出発でした。中西部のアイオワ州にあるHamptonという人口数千人の町で一年間を過ごしました。
振り返ると、AFSでのアメリカ体験は、今日まで続く道のりの出発点だったと思っています。特別に語学の才能があるわけでもない僕が、そこそこに英語ができるようになり、大学卒業とともに外資系の経営コンサルティング会社に入れてもらえたのも、その2年後にはハーバードのビジネススクールに入れてもらえたのも、あの一年間のアメリカ生活があったからと感謝しています。
先日、われわれ23期生の帰国25周年パーティーが東京で行われ、20数名が集まりました。中にはそれこそ20年ぶりに会う同期生もあり、懐かしさでいっぱいになりました。それぞれ、滞在した州は異なるとは言え、アメリカでのAFS体験が一人ひとりの生き方に大きく影響を与えています。それは、同期生の多くが海外とかかわりのある仕事をしていることからも歴然としています。
このサイトをご覧のみなさんに、学生時代に留学する機会がなかったとしても、実務経験を積みながら、我慢強く英語力をつけていくことをお薦めします。「たかが英語、されど英語」ということでしょうか、確かに「英語屋」では通用しない時代にはなってきていますが、まだまだ英語のできる人は少ないのが日本の現状です。今からでも遅くないので、とにかくスタートすることだと思います。英語力を身につけることで、きっと自分自身のChange!につながっていくことと思います。
日本エイ・エフ・エス協会の歴史に関しては、「AFS高校生留学」(英治出版)。
AFSの公式サイトは、http://www.afs.org、
日本エイ・エフ・エス協会の公式サイトは、http://www.afs.or.jp