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定期的に産婦人科で検診を
「産婦人科」。日本ではまだまだ敷居が高く頻繁に訪れることはあまりない。一方で患者の立場からすると、どういう時に産婦人科に足を運べばいいのかわからないという本音があるのではないか。
アメリカなどでは、女性が健康管理の相談で気軽に産婦人科を訪れます。日本では、病気や妊娠をしないと、産婦人科には足を向けにくいという状況があります。極端な例では、思春期の女性が産婦人科に行くと、「あの子は不良だ」などと思われることもあります。
しかし、生理がはじまって、体に異常を感じたり、セックスパートナーができたりしたら、年に1回は子宮ガンの検査を受けにくる、また体の調子がおかしいなと思ったら、相談に来てほしいですね。どこも悪くなくても、1年に1度は自分の健康管理のために定期的に検診を受けに来ていただきたいと思います。中には、「どうしてこんなになるまで放っておいたの?」という人も少なくありませんから。それから、中学生でもボーイフレンドがいるような人はぜひ来ていただきたいですね。中学生で妊娠なんてそれこそ大変ですから。
会社の健康診断では、乳ガンや子宮ガンの検査を含むものと含まないものがあります。一般的に、婦人科系はやりたがらない会社が多いのです。また子宮ガン検診では、自分で採取する方法はいけません。この方法だと子宮ガンが進行しているのに気がつかない人もいます。
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