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企業再生に取り組む旗手たち
(澤田貴司 / 伊藤麻美 / 濱中眞紀夫 / 藤野英人)
父より事業を引き継ぎ、日本電鍍工業を3年で黒字化した伊藤麻美氏、企業再生に取り組むリヴァンプの澤田貴司氏、再生を任されて社長に就任した株式会社トークツ・グループ濱中眞紀夫氏、そしてファシリテータに、4000名を越す経営者とのインタビューの経験から、日本の新興企業・中小型株市場に対する造詣が深いレオス・キャピタルワークスの藤野英人氏を迎え、企業再生の現場の具体的な事例、成功の秘訣を語っていただきました。
藤野英人氏
レオス・キャピタルワークス
代表取締役社長兼CEO
まず、ファシリテータの藤野氏より、「企業再生」という言葉の意味、外資系企業などによって企業再生ファンドが誕生したいきさつ、そして昨今注目されてきているビジネスとしての「企業再生」について説明がありました。「企業はなぜ悪くなるのだろう? そもそも、なぜ再生しなくてはならないのか? 再生が必要なのか?」という藤野氏からの問いかけに、講師陣が、自己紹介をあわせて答えていきました。
伊藤氏は、父のリーダーシップにより資産も利益もあり、無借金だった企業体制から、父の死後に倒産の危機に至った経緯を通じて、「リーダーの責任とリスクマネージメント」の重要性を話しました。濱中氏は、大学を卒業してから経験した複数の企業を振り返りながら、「リーダーの戦略不足、外部環境の変化、日常業務の改善」、と3つの共通する原因を取り上げました。
伊藤麻美氏
日本電鍍工業
代表取締役
澤田貴司氏
リヴァンプ
代表パートナー
濱中眞紀夫氏
トークツ・グループ
代表取締役社長
また、澤田氏は、「誰が正しいか?」ではなく「何がただしいか?」を議論することが大切であること。「リベラルな議論、意見を言える社内の環境づくり」などを指摘されました。さらに、企業にとっては「人」が基本であること、組織のあり方やリーダーシップが最も重要。製品や商品は結果であり、人がそれらを生み出すチカラ、そこが悪くなると、すべてに影響を及ぼすから、と熱く語ってくださいました。
議論はさらに、「どのような企業が再生に適しているか? 再生すべきか?」と発展していきました。その中で、澤田氏は、「徹底的に現実を知る」ことが必要だということを、医者と患者の関係にたとえながら話を進められ、伊藤氏は、再生を経験した経営者として、企業を再生した側の経験を話されました。濱中氏は、現在進行形の体験から、日々の自動化された業務の強制的な変革についての苦労と発見、喜びなどを具体的に話してくださいました。藤野氏は、大言壮語のリーダーの実状とそのリーダーシップの危うさについて、ご自身の経験談から、話されました。
「企業再生という役割においてのリーダーシップには、何が必要でしょうか?」という藤野氏の問いかけに、澤田氏は、「誰よりも会社をよくするんだと、再生に対するコミットの高い責任感を持った人」と答え、それは、「人の意見を理解する努力を伴った耳を持っていること。そして、戦略・判断・実行ができる手腕。それぞれの役割をうまくコントロールできる采配。知識や知恵も大事だが、人間として、そのようなチカラが大事だと感じています」と具体的に述べられました。
会場からもたくさんの質問が上がりました。「財務諸表にはでてこない問題点を見つけるためには何が必要か?」、「どうすれば社員がついてきてくれるか?」、「情報を共有化して今なにをしなければいけないか?」など。一つ一つの質問に対して、丁寧に返ってくる講師からの言葉に耳を傾け、真剣に、互いが学びあう場として大いに盛り上がってゆきました。最後に各講師より「再生の現場に女性もどんどん進出して欲しい。企業を真から元気にするために、諦めずに向き合って」というメッセージが発せられ、深く印象に残った、充実の分科会でした。
本分科会に参加して 〜イー・ウーマンリーダーズ体験リポート〜
「誰が正しいかではなく、何が正しいかを問い続けることが大事、という澤田氏の指摘が印象に残りました。問題のある企業では「誰の発言か」に間違いなく偏っているということでした。自身の経験でも、理解納得できないことに遭遇したとき、それがボードメンバーの発言だと聞かされた途端に「仕方ない」とその都度思考を停止してきたことを思い出しました。3人の方が実践されていた、相手に向き合い事実を伝わるように話すこと。そのために、自分やチームが遭遇している現場を大事にしたいと思いました。「仕方ない」に陥るのは現状の認識に自信がないからではないか。現状認識が「何が」を語るときの力になる、と知りました。現場を知らない方に伝わる話ができるかも課題です。単に反対していると思われずに別の意見を述べる難しさも私の「仕方ない」を招く要因になってきました。諦めずアプローチし続け、私なりに成果に貢献できるようになりたいと思います」(amingさん)
「私自身3つの会社で会計業務の建て直しをさせていただきました。企業再生とまではいきませんが、会計の視点で他 の業務フローをスリム化したり、透明度を高めたり。そういうことからこのセッションはかなり楽しみにしていました。また、リヴァンプの澤田さんもいらっしゃるとのことで本当に楽しみでした。
講師の方々のお話から「向き合う」というのが再生の重要なポイントだと感じました。19歳から75歳までの従業員と向き 合われている伊藤さんからは、自分と共通点の少ない年代とどう向き合うか、実際直面している問題なだけに多くのヒン トをいただきました。日常業務の精度やプロセスの改善に向き合われている濱中さんのお話では、自分が会計業務の 建て直しを行っていることと共通の視点があり、自分に自信を持てました。そして澤田さんの、「問題に向き合っている か?!」という言葉は直球ですね。確かに何が正しいのかという議論の前に「これが悪くなるのは誰々さんの何々が原因で す」なんていう言葉が聞こえてくることがあり、問題解決以前にすべきことがあるのだと実感させられました。様々な制約条件があり、向き合いたくてもできないことが多々ありますが、その事実に向き合って解決することが重要だと教えていただきました」(清水貴子さん)
【関連リンク】
「澤田貴司さんとのwin-win対談」
「藤野英人さんとのwin-win対談」
「伊藤麻美さんとのwin-win対談」
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