●失恋した思い出と後悔(たむじゅん)
この曲を聴くと失恋した相手とのことを思い出します。「思い出す」といえば、かっこいい言い方かもしれない。「ああすればよかった、こうしておけばよかった、あの時こう言えばよかった」などと後悔してしまいます。
●懐かしいけれど悲しかった(ハルキ)
高校時代の友人の車に乗ったとき、いつもユーミンがかかっていました。卒業のころ彼女と同じ人を好きになり、悲しくも彼は彼女と付き合うことに。そうなりながらも、彼女とは友人関係を続け、冬(=ユーミン)の季節になると一緒に車でこの曲を聞いていました。懐かしいけどちょっと悲しかった気持ちを思い出します。
●共感こそが薬だった(kaho)
思い返せばそれなりに、おう歌しつつも悩む年ごろ。10代から20代という、成人の儀式を通過していた時代のバックミュージックです。失ったのか、捨てたのか。仕事や結婚観も、揺れに揺れていました。彼と別れたときに、無意識に悲劇のヒロインになりきってしまうのは、女性に多くみられませんか? わたしももちろん例外ではなく、大好きなユーミンのこの曲にはお世話になりました。仕事を終えての就寝前。安らかに眠りにつく前の貴重な深夜の一人の時間に、わざわざ引っぱり出してきては浸る一曲でした。「そうそう、そうなのよ……」、この共感こそが薬なのでした。
●彼らを思うときはいつも(まみっくす)
大学に入りたてのころ、男3人と女2人が車の中にギューギュー詰めになって、京都から夜の神戸へ。その時にかかっていたのがこの曲。運転手の男性の友人が女の子にふられたばかり。「どうして、どうして……」と繰り返しながら泣きまね。「どうして、って言っても、そりゃしょうがないよ」「でもさー、お前はいいよ。結局次々に女の子と付き合ってるんだから」 そんなたわいない会話が車の中で神戸の夜景をバックにはずむ。楽しかったな、と思いつつ、彼らもわたしもそれぞれ家庭を持って、いまは友人同士でもいられない。彼らを思うときはいつも「どうして、どうして……」とこの歌がこだまする。
●青春時代のいい思い出(nanachann)
当時、無茶苦茶に好きだった彼との日々を思い出します。あのころはわたしもかなり激しい性格だったなあ。思いっ切り自分を彼にぶつけて、そんなわたしのことを優しく受け止めてくれていました。今となっては青春時代のいい思い出です。
●感謝の気持ちで泣きたくなった(miharu77)
彼との関係がギクシャクし始めたのは、お互いがお互いを信頼できなくなる出来事が続いたからだと思う。6歳年上の彼の車でこの曲を聞いた22歳のころは、あの恋を失うなど思いもしなかった。当時、すでに発売されてから何年かたっていたと思うが、「曲が古びないのは、さすがユ−ミンだね」と笑った記憶がある。26歳のとき、あんなに好きだった気持ちが、わたしの心の中から、どこかへ飛んでいってしまった。だが、わたしの心の中には、彼と過ごした年月や彼との触れ合いの中で生まれた新たな感情が、森の落ち葉のように降り積もっている。木々を育み、新しい芽生えを生む栄養。もうすぐわたしは28歳。今、少し泣きたくなったのは、過去に痛みを感じているのではなく、若くて生意気で、今より愚かだったわたしを受け止めてくれた彼に対する、感謝の気持ちが溢れてきたからだ。
●住んでいた部屋やラジカセの音質が懐かしい(MARIKO)
この曲がよくかかっていたころ、わたしは小学校5年生でした。この曲が入ってる『Delight Slight Light KISS』というアルバムのカセットを、一つ上の兄が買ってきて、兄とラジカセで一緒によく聴いていました。学校で習う以外の音楽、というのを始めて覚えたのが、この曲でした。今でも、この曲を聴くと、あの時に住んでいた部屋、あの時よりいい音色で聴いているはずなのに、ラジカセの音質が今でも耳によみがってきます。
●仲間同士でものまね(waico)
学生のころ、この歌がかかると仲間同士でよく鼻をつまんでものまねをしていたことを思い出します。ホントにくだらないことで笑ったり、泣いたりしていた日々が懐かしく感じます。歳をとったのかな?
●マラソンのバックミュージック(mercury)
中学生のころ、冬になると校内マラソン大会に備え、朝早くから校庭を走らなければいけないことになっていました。ユーミンファンの体育の先生が、マラソンのバックミュージックとしてこの曲を流していたので、この曲を聴くいまだに、「走らなければ……」と思ってしまいます。
そのほかのご意見
・自分が若い時を、ついこの間のように思い出される(ドリームメール)。
・まさに青春真っ只中! 高校生の時期の曲。当時付き合っていた彼にふられた時に、自分の部屋で聴き続け、とことん泣きました(らびりん)。