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このサーベイの背景
2003年9月上旬、ディスカウント大手のドン・キホーテと厚生労働省の対立がマスコミをにぎわせました。
ドン・キホーテは今年の8月1日より薬剤師センターを新設し、東京都内10店舗をテレビ電話で結びました。深夜など店舗に薬剤師が不在の場合には、薬剤師がこのテレビ電話を通して来店者の相談に答え、適切な指導の上で医薬品を販売するというサービスを開始しました。カタログ販売、インターネット販売、配置販売業、特例販売業、遠隔医療などの研究、検証の上、薬事法を理解、遵守した上で開始したサービスとされています。
これに対し厚生労働省や東京都健康局は、「薬剤師不在時は医薬品や従業員の管理が十分にできず、違法の恐れあり」として行政指導の対象との見解を示しました。ドン・キホーテはこれを受け、このサービスを中止。9月1日より、深夜、緊急に医薬品を必要とされている来店者に限定し、薬剤師がテレビ電話を通して相談に答えた上で、必要最小限の医薬品を無料で提供するサービスを開始しました。これにより、両者の対立が先鋭化するに至ったのです。
このような背景を受けて10月4日より「ディスカウントストアやコンビニで深夜に薬を買いたい」というテーマで、サーベイを行います。みなさん、ぜひご参加ください。サイトに寄せられた意見は、弊社代表、佐々木かをりが委員を務める規制改革会議にお伝えします。
キャスターについて
これまで規制改革のテーマを何度か取り扱ってきたイー・ウーマンでは、この問題を客観的、公平にとらえ、さらに薬事法、規制改革への理解を深めるため、ドン・キホーテの方、そして厚生労働省の方をお迎えするサーベイを企画し、交渉を重ねてきました。ドン・キホーテ 安田隆夫さん(同社 代表取締役社長)にはご快諾いただき、厚生労働省とも真摯に議論したいとのご要望をいただきました。イー・ウーマンでも公平性を図るため厚生労働省へのご出演のお願いをしましたが、残念ながら、厚生労働省の方からは「業務日程の都合から対応できない」とのお返事でした。
今回は、この問題の背景に対する客観性を維持し、問題をみなさんによりご理解いただくために、現在、総合規制改革会議議長代理を務められ、同会議の医療・福祉ワーキンググループにも参加されている鈴木良男さんにサーベイへのコメンテイターをお願いしました。鈴木さんからのコメントは、サーベイ初日、サーベイ最終日に掲載予定です。
サーベイキャスター 安田隆夫さん プロフィール
ゲストコメンテイター 鈴木良男さん プロフィール
資料
この問題に対するあなたの意見の参考としてください。