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今週のテーマ会議番号:1731
マスコミを信頼している?
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
2位
【開催期間】
2005年10月17日より
2005年10月21日まで
円卓会議とは

弘中百合子
プロフィール
このテーマの議長
弘中百合子 『ロゼッタストーン』編集長
円卓会議議長一覧
マスコミであっても、クチコミであっても、避けてほしいのは、1つの情報をそのまま信じ込むことです。しか�……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 娯楽要素を求める人が多くなり (椎名・神奈川・パートナー無・26歳)
自分の意見、認識を形作るソースの1つとして、マスコミを信頼しています。事実を集め、原稿を書き、編集し、世に出すという一連の流れを読者からお金をもらって行うプロフェッショナルほど、発信する情報に責任を持っている集団はいないと思うからです。印象に残っている番組は、NHKの衛星第一で放送していた「おはよう世界のトップニュース」です。世界各国の主要放送局のトップニュースを、15分位ずつ何時間も淡々と流していく番組です。どの国も、多かれ少なかれ他国のニュースを流しているので、1つの物事を多面的に見つめることができました。ここで私が評価するのは多様な視点で描かれた各国のニュースを編集や注釈をつけることなく放送する姿勢です。本当に多様な情報を短時間に得るためには、「事実の羅列」こそが望ましいからです。そこに他人(記者)の独自視点を求めるのは、娯楽要素を求めているに過ぎません。その部分は口コミや討論番組、趣味の雑誌など、そこに主眼があるところでやって欲しいのが本音です。報道に娯楽要素を求める人が多くなったからこそ、ウラを重視しなくなった現状があるのではないでしょうか?

yes 探し続けることが必要 (mcqueen・東京・パートナー有・32歳)
私がこれまで読んだ記事で一番印象が強いのは、確か東京新聞の囲み記事に掲載されていた、社民党のCMについてです。小泉さんを暗に批判する意見が含まれていたため、ほとんどのメディアで流されることがなかったというものです。メディアをまったく信頼しないわけではありませんが、大勢の意見と「それ以外の」少数派意見を、常に探し続ける必要性を痛烈に感じました。

yes 受け取る側の心理構造も (ジャンゴ・東京・パートナー有・28歳)
確かに、いろいろなフィルターを通って、私達の目に止まる段階では、さまざまな歪曲もあり、脚色もあり……と感じます。が、その各メディアの情報の流し方の特徴に気付くだけでも自分なりの理解ができますし、情報収集の場は自分でいくらでも開拓できるはずです。もちろん、マスコミ側が責められるべき構造や体質はたくさんあり、信頼できない面もたくさんあります。ただ、受け取る側に選択の余地が無いと思い込んでいる心理構造も同様に問題とされるべきだと思っています。これはこれから大人になっていく子どもへの教育に期待するところですが。私にとって、マスコミの情報はなくてはならなず、それ以外のメディア媒体の情報も合わせ、自分の仕事や生活に活用しています。

no 国民を誘導しようとしているのでは (ラブチャイルド)
総合雑誌を読んでも意見の論拠が書いていなかったり、書いてあっても原典を確認すると正しく解釈されていないと感じるときがしばしばあります。テレビのニュースでも、こういう情報をぜひ報道して欲しいと事前に放送局にメールを書いても無視されました。ある方向へ国民の意見を誘導しようとするように感じられてなりません。

no ありのままを客観的に (UMEHIRO・山形・パートナー無・39歳)
地方に住んでいる者にとって、ラジオ、インターネット、テレビなどの情報媒介機器や新聞、雑誌などは本当に便利です。何事も中央に集中し、地方には浸透しにくいものや地方では実際に起こったり目にすることができないような情報が瞬時に伝わってくるため、生活に欠かすことはできません。しかし、1つの情報でもそれを伝えるマスコミの目的・姿勢によっては、ある一面しか報道されない場合もあります。ある人物に対して悪い印象を与えるために、その人の語った言葉の一部分のみを編集したりすることです。確かに、限られた時間や紙面で物事を伝えるには、一番効果的な伝え方を考えることは理解できます。しかし、受け取る側に情報収集能力がなければ……。また、マスコミの報道を端から信用してかかることは非常に危険です。マスコミは一方通行の情報になりすぎないことを意識するべきですし、ありのままを客観的に述べるということを基本にするべきだと思います。

no 顔を貸したことが… (Noo・神奈川・パートナー有・33歳)
出版社(雑誌)で働いている友人が何人かいます。彼女達に協力して、顔を貸したことがあり、私の写真が読者レポーターとして載ったことが何回もありますが、記事はすべてライターが書きます。飲食店についても感想も、ライターが書いています。私も実際に飲食店を訪れているのですが、私の感想は無視。雑誌はとにかく「誌面を作る」のが仕事なのだと思います。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
マスコミも情報を受け取る側も
マスコミであっても、クチコミであっても、避けてほしいのは、1つの情報をそのまま信じ込むことです。しかし、今回寄せられたご意見を読んでいると、複数のメディアの情報をチェックしたり、背景を考えながら情報を取り入れたり、非常に賢明な方々が多くて驚きました。情報を受身的に取り入れるのではなく、インターネットなどを駆使して、積極的に情報収集していらっしゃる方も多いですね。こういう姿勢で情報に接するかぎり、気まぐれなマスコミの風潮に流されることはないはずです。

一方、マスコミとしての立場で言えば、「マスコミを信頼している」と答えた人がわずか1割しかいないという事実を重く受け止めなければいけません。読者(視聴者)は、それだけ厳しい目でマスコミを見ているのだということを自覚し、信頼される情報を発信することに全力をそそがなければ…と改めて思いました。

人間は「面白いもの」「わかりやすいもの」に流されやすい生き物です。マスコミも、人々の興味があるものを重視しがちです。その相乗効果で、時として、世論が1つの方向ばかりを向いてしまう場合があります。マスコミとしては、mcqeenさんや椎名さんが指摘してくださったように、「少数意見もきちんと伝えること」、「多様な意見をちゃんと伝えること」を常に心がけなければいけないし、情報を受け取る側は、「別の見方はないのだろうか」と冷静に考えてみる必要があります。

ところで、最近の出版界では、文字の少ない本が売れています。世の中に情報が溢れているために、じっくりと本を読む時間がないのではないかと思います。多くの人が細切れの情報ばかり取り入れ、1つのことをじっくりと考える習慣をなくしているのではないか、という危機感を感じています。

幅広い知識と深い知識。それをバランスよく身につけることが理想ですね。そのために、マスコミを上手に活用してください。1週間、ありがとうございました

弘中百合子
『ロゼッタストーン』編集長
弘中百合子


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