活気があり楽しい投稿文、ありがとうございます。楽しい様子が伝わって来て、パーティー気分が盛り上がって来ます。 具体的なアイデアもいろいろ出て来ているので、皆さんの投稿を拝見しながらホームパーティーのノウハウや秘けつについて考えていきたいと思います。
まず、そのパーティーが「おもてなし」か「ワイワイした集まり」かが分かれ路。目上の方やお世話になった方をお礼を兼ねてお呼びするような場合は「おもてなし」です。これは大変ですが、覚悟して取り組むしかないでしょう。 それでも全てを完璧にやろうとすることはないと思います。掃除をしておもてなしの場を清潔にすることは最低のルールですが、テーブルセッティングやお料理は工夫次第でいろいろな手法があると思います。
例えば食器が思うように揃わなくても、お客様の好きなお花を聞いて、それを食卓に飾ったり、お皿の上に一輪添えたりなど。 トータルコーディネイトされた豪華なセッティングよりきっとお客様の心に残るのではないでしょうか。
お料理も全部手料理でなくても良いと思います。得意なものだけ作って他はケータリングなどを利用すれば十分。ホームパーティー=手料理の披露ではないと思います。大事なのはお客様にどれだけ楽しんでいただけるかです。 一生懸命料理を作ることに気を取られ、キッチンに立ったままお客様とお話をする時間が少ないのは決して良いおもてなしではないと思います。
パーティーが「ワイワイした集まり」ならより気軽に考えてみてはいかがでしょう。ホスト及びホステス側としてやるべきことは、事前に掃除をしておくこととパーティーで皆が楽しめているかどうかの気配りだけだと思います。 食器の準備やテーブルコーディネイト、料理はできる範囲で考え、それ以上のことは皆に協力を仰ぐことです。
そうは言ってもある程度はスタイリッシュにして友達を招きたい場合は、テーマを決めると演出しやすいように思います。 この際におススメなのが布や紙です。インテリアや食器を揃えるのは大変ですが、布や紙なら家にあるものや安い価格で購入することができます。 スカーフやハンカチを椅子のカバーにしたり、包装紙をテーブルクロスにしたり。 以前春のパーティーの際に桜を撮った写真を拡大コピーしてランチョンマットにしたことがありますが、とても好評でした。 何故か一句詠んでそれに書き留めようということになり、とても盛り上がりました。句などにはほど遠いメンバーでしたし、サラダと串揚げ三昧というカジュアルな集まりだったのですが……。
料理については皆さんからアイディアがいろいろ寄せられています。 ケータリングを利用した埼玉県のはせけいさん、一品持ち寄りの会で一石三鳥という東京都ののぶのぶこさん、リラックスして楽しんでいるパーティー上級者のようにお見受けします。
「料理は苦手な私。とりあえず、お正月らしい、そして九州らしい華やかな古伊万里や有田の器を少しずつ揃えているところ」という福岡県のうっこさんの取り組み方、見習いたいですね。 料理が苦手、だから人を呼びたくないと言うのではなくて、とてもポジティブに、九州に遊びにいらっしゃるお友達を喜ばせようと考えているご様子です。
愛知県のみろわんさんのお話にあるお誕生会やクリスマス会、私も子どもの頃を思い出しました。たぶんあの頃はホームパーティーなんて言葉が日常に使われていなかったと思います。あれも立派なホームパーティーだったんですね。
さて、後半も引き続き皆さんのアイディアをお待ちしています。 近頃はホームパーティーの達人者も多く、そのために広いリビングや見せるためのキッチンを求める方も多いようです。皆様や皆様の周りでそのようなお話がありましたらぜひご紹介ください。
池田祐巳 陶磁器デザイナー |
 |
|