アメリカを典型的な例として世界の携帯電話は依然として無線電話に留まっています。すなわち、「もしもし……」と音声で利用するのが主体なのです。

一方、わたしたち日本人はメールを読んだり、打ち込んだり、お気に入りサイトをブラウジングしたり、ゲームを楽しんで「携帯電話は覗き込むもの」になっています。世界を一歩も二歩もリードしているのです。このリードは何処から来たのでしょう。そして、何処へ行くのでしょう。もうすぐ、「携帯電話さえあれば電車の改札もすいすい、コンビニやファミレスやドラッグストアの支払いもOK。好みのニューファッションも携帯電話へDM」という社会が到来しそうです。「便利だなアー」という大きな期待と「携帯を忘れた時はどうなるの？　」「プライバシーは大丈夫？　」という不安もよぎります。そこで、イー・ウーマンサーベイでは必需品となっている携帯のさまざまな側面や問題について、考えてみたいと思います。