イー・ウーマン田嶋智太郎さん外貨証拠金取引（FX）、挑戦してみたいですか？

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会議番号:2169

外貨証拠金取引（FX）、挑戦してみたいですか？

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【開催期間】
2007年05月21日より
2007年05月25日まで

円卓会議とは

このテーマの議長

田嶋智太郎　経済アナリスト

FXに関しては、巷で間違った解釈や説明がなされていることも多く、ただ悪戯に「危ない（投機的）」取引と誤……

議長コメントを全文読む

1日目までに届いている投稿から...

お勧めの投資法だと思います (いつか・香川・パートナー無・42歳)

実はもう1年ほど前から始めてます。あまり知識がないまま始めたものですので、今年のチャイナショックのときは大損して泣きましたが、それからは勉強してコツコツ損した分を取り返していってます。大きな勝負をしなければ、スワップ金利だけでもお得だと思います。巷のニュースではネガティブな印象を植え付けられてますが、ちゃんと知識をもてばこれほどお得な投資法はないと思っています。

もっと先になってから (kimirie・兵庫・パートナー無・36歳)

いろいろなことを経験してみたいので、いつかは挑戦してみたいと思います。ただ、まだ、3年程前から始めた株式投資でも、思う程の利益が生み出せているとは言えないので、まずは株式投資で、ある程度の利益が生み出せるようになってからがいいと思います。本屋さんに株式投資の本を探しに行ったりすると、よくFXの本も近くに見かけます。だからと言って、始めよう！　と思って、すぐにできることでもないので、これをきっかけに少しずつFXの本も読み始めたいと思います。

	始めたいのですが (やっちゃん２４・大阪)
FXはとても興味がありますが、手数料が各証券会社によって違うこと、また、投機的なイメージが強く、なかなか始められません。内容を十分に理解し、自分で責任を持てると思えたら、やりたいと思っています。

	元金以上のお金で運用？ (fmisa・大阪・パートナー有・38歳)
よく知らないままにネガティブイメージを持っている1人かもしれませんが、「10万円の元金でそれ以上の取引ができる」ということ自体、怖いです。架空の世界でゲームとして遊ぶのなら別ですが、とても挑戦しようという気持ちにはなれません。

	リスクが気になります (あきんぼ・東京・40歳)
外貨預金の積み立てはしていますが、自分の手持ち以上を投資できてしまうFXは、リスクが高すぎて手を出す気にはなれません。もともと、ハイリスクなものには臆病なので、今後も挑戦することはないと思います。

2日目の円卓会議の議論は...

『「危ない（投機的）」の誤解が少なくない……』

FXに関しては、巷で間違った解釈や説明がなされていることも多く、ただ悪戯に「危ない（投機的）」取引と誤解されている部分が少なくないのではないかと思います。実際、テレビや雑誌などでの批評も間違っていることの方が多く、はっきり言えば伝える側の勉強不足が一番の問題であろうかと思われます。

よく言われるのが「投資金額の何倍も儲かることがある代わりに、投資金額の何倍も損失が発生することもある」というもので、これは明らかに間違いです。

確かに、FXは5万円程度の投資（証拠金）で1万ドル＝120万円相当の外貨の売買ができます。よって、仮に1ドルが110円から120円に値上がりした場合、10万円の利益が発生します。つまり、儲けは投資金額の2倍です。ということは、5万円の投資で10万円損することもあるのでしょうか？

実際には、5万円の投資で発生する損失は最大で2万5000円。基本的に、FXでは投資家が差し出した証拠金（有効証拠金）の50％分の損失が発生した場合、そこで自動的に取引は終了する仕組みになっています。

もちろん、投資金額の2倍儲かるときもあれば、投資金額の半分を失うこともあるというのは、言わば「ハイリスク・ハイリターン」なのでしょう。確かに、5万円で120万円分の取引ができてしまうのですから、ここで働いているテコの力（＝レバレッジ）は24倍ということになります。これは、いかにもハイリスク・ハイリターンのイメージかもしれません。

ならば、差し入れる証拠金を120万円にすればどうでしょうか？　いくら証拠金を差し入れようと、それは投資化の自由です。実際に必要な証拠金は5万円なのですが、あえて任意に120万円を差し入れるのです。そこで1万ドルの取引をすればレバレッジは1倍。つまり、外貨預金や外貨MMF、外国債券を利用するのと同じ感覚になるのです。

そんなことをするならば、あえてFXを利用しなくても外貨預金でいいのではないか
──そう思われる方もおられるかもしれません。しかし、実は全然違うのです。

外貨預金や外貨MMFなどに比べてFXが勝っている点は、単に「高いレバレッジを利かせることができる」ことだけにあるのではありません。前述のように、事実上レバレッジを全く利かせなくても、他に優れた特長を幾つも持っています。

詳しいご説明は明日以降に譲りますが、皆さんのなかで「例えば、ここが優れている！」という点をご指摘いただけるかたがいらしゃいましたら、どうぞお気軽に投稿してください。よろしくお願いします。

田嶋智太郎
経済アナリスト


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