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2002/9/30(月) - 2002/10/4(金)
4日め

テーマ生活が不便になっても原発を削減したい

今日のポイント

クリーンエネルギーで原子力は削減できると思いますか?

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凡例
キャスター
水口義朗
水口義朗 コラムニスト

チェルノブイリ原子力発電所で起きた事故では、多くの死者と500の村が放棄されました。もしもこのような大事故が狭い日本列島で起きたら……。51基の原発が稼動していますから、それぞれの地点から300キロ以……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

扱う会社・人の姿勢(ぷくちゃん・京都・既婚・35歳)

「原子力」そのものが悪者なのではなく、それを扱う会社や人間の姿勢の問題だと思います。「安全だから大丈夫」や「必要だから」という思い込みを捨て、「危険なもの」という前提にたって謙虚に考えるべきだとわたしは思います。もちろん、電力を消費しているわたしたちも考えるべきことはたくさんあります。しかし、正しい情報が正しく伝えられない限り、信頼することはできません。原子力を扱う人間を信頼できない限り、「やめてしまえ」というのが正直な気持ちです。

電気料金が高くても安全なほうがいい(ななこ)

水口さんのコメントには「運転を止めろと本気で言う人はいない」と書かれていましたが、わたしの住む町では東海地震がくるまで浜岡原発の停止を求める裁判を現在しています。昨年の配管破断事故と、今回の東電のトラブル隠しの余波で浜岡でも似たような隠ぺいが見つかり、はからずも中部電力は現在すべての原発を停止しています。発電コストは、原発を止めたことにより1日あたり1億円以上増加するようですが、わたしは電気料金が高くなっても、地震が原因で事故が起きるよりもよっぽどいいと思っています。電力の自由化が早く個人向けにも解禁されて、高くても環境負荷の少ない方法で発電された電気を買いたいと考えています。

安全な技術を開発するべき(mitui)

不便で安全か、便利で危険かを選ぶとしたら、不便で安全のほうを選びます。そしてその不便さは太陽発電などのほかの安全な発電技術開発で解決すべきです。あと、屋上、壁面緑化やガラス張りのビルをやめることで、ヒートアイランド現象に対応することが必要だと思います。全国の公共施設と学校を緑化しただけでもクーラー代がだいぶ節約できますし、地球温暖化のよい授業となります。

まずは電気料金を増やさない努力から(ごまちゃん・神奈川・既婚)

夜、羽田に着陸する飛行機の窓から見える首都圏を見ると、本当に明るくて驚いてしまいます。電気の使用量については、今後見直しが必要だと思います。たとえば夏のオフィスの冷房は、背広を着た男性の適温になりがちなので、日本の夏シーズンは上着着用なしでOKにする、学校の校庭には芝を植えたり、町の緑化を強力に推し進めることでヒートアイランド現象を少しでも食い止める、電気消費量の少ない電化製品をもっと開発するなど。少なくとも現状より電気の使用量を増やさない努力をしないことには、原発はなくならないどころか増え続けるのではないかと思います。

NO

不便になっても、という覚悟があるでしょうか(kaorii・大阪・未婚・31歳)

トラブルの隠ぺいなど、さまざまな問題が持ち上がっていますが、原子力を削減するというのは、とても難しい問題だとわたしは思います。しかも、日本はすでに電力に不自由のない暮らしに慣れきってしまっている。不便になっても……というほどの覚悟は誰も持てないのではないでしょうか。「原子力を減らしていく」という方向ではなく、「原子力を安全に使っていく」という方向に力を入れるべきではないかとわたしは考えます。

今さら戻れない(Maja)

わたしたちアトム世代は原子力に夢を重ねていました。原子力関係の分野を専攻した友人が肩身を狭くしたり、人生の方向転換をも強いられている姿を見ると複雑なものがあります。夢のエネルギー革命の恩恵にどっぷり使っているからこそ、現代の生活があるのであり、30年前に戻れと言われてもわたしは無理です。最近の電力会社の不祥事は、危険を隠していたというモラルの問題でアトム君のせいではないのです。情報公開と一層の安全対策の強化に期待するとしかいえません。

原子力の考察(メリーメイ)

すべてに「NO」と言ってしまっては前には進めません。だからといって何でもうのみにして他者に依存しても問題でしょう。十分現状を見極め、最大の注意を払いながら、今現在の環境に即したものに恩恵を得るしかないと思います。原子力の欠点を挙げれば限りがないでしょう。しかし、現実はそれに十分な恩恵を被っているはずです。今問題になっているのは(原子力そのものもそうでしょうが)人間によるミスでの問題が浮き彫りにされているのでしょう。何事もそうでしょうが、安全を保つためには日々の緊張した努力が必要だと思います。

OTHERS

悪とは言い切れない。でも……(さくらこ・神奈川・既婚・50代)

日本でも臨界事故が起きました。亡くなった方のドキュメンタリー番組があり、被爆する怖さを感じました。便利さも必要ですが、24時間営業のコンビニ、ファミリーレストラン、夜遅くまで営業をしているディスカウントショップやスーパーマーケット等々、本当に必要なのでしょうか? 便利になり過ぎると、人は工夫をしなくなるような気がしています。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

二つの「安全」

チェルノブイリ原子力発電所で起きた事故では、多くの死者と500の村が放棄されました。もしもこのような大事故が狭い日本列島で起きたら……。51基の原発が稼動していますから、それぞれの地点から300キロ以内を危険地域とすると、安心して住める場所はほとんどなくなってしまいます。それ以外の地域に住んでいたとしても、海や土壌は汚染されてしまいますがから、海産物や農作物は放棄しなければならず、うっかり水も飲めないことになります。各電気会社のトラブル隠しで、地元では、怒りが渦巻き、「運転止めろ」の声も上がり、東電では、原発5基の運転を段階的に止めて緊急点検に入りました。定期検査中の原発を含めると、10月には、計700万キロワット分の発電が止まることになります。その分の穴埋めをしなければ、すぐにも消費者に迷惑がかかります。

そこで、今月からは運転を休止していた石油火力の一部を急きょ運転することになりました。冬場に向けて暖房需要が増えるからです。その結果、底硫黄重油という電力用の重油は早くもジリジリ値上がりしています。CO2も排出することになりますし、ガソリンの価格にもひびくわけです。みなさんの意見では、原子力をすぐになくせというような非現実的なものはありませんでした。現在の生活程度は急に落とせないので、せめて節約は考えるといったほうが多いようです。それと同時に、原子力を扱う人たちへの注文が出ています。原子力部門の閉鎖性ということです。「安全性に問題がなければ、トラブルは警告したくない。国に報告すると、原発の停止期間が予定より長くなるという不安が強かった」――これは、今度東電の社長になった勝俣恒久前副社長が、社内調査結果の記者会見で述べた、社員が改ざんに走った動機です。原子力発電所には莫大なお金がかかっています。点検を少なくして稼働率を上げ、初期投資を回収しようとした業界体質もあります。これは、一般の企業と同じです。儲けなければなりません。

しかし、危険性と公共性において、一般とははるかに重みがちがうことが、ついつい忘れられてしまうところに大きな問題があります。とくに、電力業界では95年に電力が自由化され、各社がコストに敏感になった時期にトラブル隠しが重なっています。東電の利益優先の体質が隠ぺいに拍車をかけたとも言われていますが、これは、どんな企業にも当然言えることでもあります。わたしが、原子力発電所のルポをしていて感じることは、原子力界の閉鎖性は、エリート集団の手ににぎられている点にもあると思います。委員会を含め、原子力担当者は、尊大で、過信があるんではないかと考えます。シロウトにはわからないことと言われてしまえば、ちょっと口出しできない世界ですので、生え抜きの技術者たちは、よほど心してもらわないと、大きな誤りをおかすことになります。

今回でも、各トラブルについては、客観的には安全な状態が確保されているのかもしれませんが、(たぶんそうだと思い、わたしはそう願っています)専門の技術者が自ら安全を過信することと、被害を受ける可能性のある消費者や住民が、安全を確信することは違っています。その天と地とも違うほどの「確信の落差」をどう埋めるかを、わたしは自分のルポでも追求していきたいと考えています。優秀な技術者に求められている志を一つ上げましょう。核兵器開発をアメリカ政府に提案したアインシュタインは、のちにノーベル物理学賞受賞者の湯川秀樹博士に会ったとき、涙を流して謝罪したというエピソードがあります。

水口義朗

水口義朗

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