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2002/11/4(月) - 2002/11/8(金)
5日め

テーマ東京にカジノができたら、行きますか?

今日のポイント

カジノ合法化はそう遠い未来の話ではない!?

投票結果 現在の投票結果 y48 n52 これまでの投票結果の推移
凡例
キャスター
小濱哲
小濱哲 名桜大学教授

この話題も、本日が最終日となりました。今までのみなさんからの投稿を読んでみて感じることは、ゲーミングが「文化」として、日本人の生活価値観や生活様式に適合するかどうかを、多くの読者の方々が問題としていた……

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これまでに届いているメンバーからの投稿

YES

「大人の遊び」の風趣が出るかどうかが鍵(Kylin)

現在、国内で公認されているギャンブルは、競馬・競輪・競艇・オートレースだったと思いますが、全部、自治体の資金対策的側面が大きいですよね。カジノも同じ理屈だと思いますが、いかに治安と節度が保たれるかが鍵だと思います。同じギャンブルでも、欧米の一部では、カジノがちゃんと社交の一部になっているのは、やはり歴史の成すところでしょう。日本でカジノが「大人の遊び」として認知されるまでは時間がかかると思います。

行政が提案することに疑問を覚えます(sshu)

首都圏に住んでいますが、カジノが都内にできたら純粋に遊びに行ってみたいと思います。しかし、一般企業がエンターテインメントの一環として提案するならまだしも、東京都が経済効果を狙った政策として提案することに関しては疑問を覚えます。

節税対策を先にしてほしい(まめむぎ)

カジノができたら、興味本位ではありますが、1回や2回くらいは行くかもしれません。カジノ構想は、不況で税収があがらないので、お金を集めるにはどうするかということで出てきた話なのでしょう。安易というかなんというか。東京都は、都立病院の統廃合を進めています。これも、合理化の一環でしょうが、病院をなくしてカジノを作るってどういうわけなんでしょう。ばかげていると思うのですが。それに、カジノくらいで経済が活性化するなら、そんな簡単な話ありません。みんな先行き不安なのに、貯金を削ってカジノに行ったりしません。老後の不安をなくしてくれるのなら、一攫千金にかけてみてもいい。

NO

理解不可能です(himetaro)

都知事が構想しているカジノがゲーミングだかなんだか定義は知りませんが、ギャンブルには違いないこと。ゲーミングの伝統も文化もない日本にあっては百害あって一利なしだと思います。カジノが正しい姿で定着するのは何百年先になるんでしょう?知らなければ知らないでもすむ伝統や文化ではないでしょうか?知ったからと言って、必ずしも心豊かに過ごせるなど、メリットがありますか?カジノが地方財源としても有効であるのなら、「雇用の創出」のほうがよほど急務です。安易なギャンブル構想に頼らず、将来を見通した財源確保を考えてほしいと思います。

競馬や競輪とどう違うの?(miyaco)

競馬や競輪といった公営ギャンブルとまたパチンコと、公営カジノは何が違うのでしょうか。わたしはこれらが同じものだと思っているので、どうしてカジノのぜひが話題になるのかなと単純に疑問に感じています。個人的には、下手をするとのめり込む性格なので、公営ギャンブルにもパチンコにも手を出しません。カジノが始まっても多分、行かないと思っています。

経済効果は期待できるが、行きたくはない(おおきに・大阪・未婚・38歳)

わたしは日本カジノ学会会員です。カジノは、経済効果は期待できるし、雇用創出を考えるとぜひとも実現してほしいと思っています。カジノ歴18年のわたしとしては、これからの中国経済が伸びることを見込んで、カジノ好きの中国人をターゲットにした施設が作られることを願っています。物事には表と裏があるもの。治安云々はこれからの大きな課題ですが、海外の例を参考に乗り切ってほしい。また、非合法のカジノを一掃するという良き面もあることを知ってほしい。でもわたしは、カジノ慣れしていない日本人に混ざってゲームをする気にはなれません。

カジノ反対(松千代・兵庫・20歳)

先日カジノについて少し調べたのですが、カジノに関する経済効果というのは、実際にカジノが運営されてみないとわからないとありました。集客数がなければ関連産業の発展はないし、今までカジノがなかった日本ですから、外資企業などの支えがなければ、カジノ自体の運営もうまくいかず、他の賭け事への悪影響とともに日本企業への悪影響も考えなければなりません。また、ギャンブルにはまってしまって家庭崩壊が増加したり、子どもにもけっしていい影響は与えないと思います。治安の悪化が大きな問題になると思います。東京や沖縄、その他地域でも近年カジノ建設と騒がれていますが、よくよく問題を考慮し、解決策を明確にしてから実現すべきです。

カジノ構想には「?」(YOGI__BEAR・東京・既婚・35歳)

東京都のカジノ構想について、構想倒れになるような気がするので、わたしは賛成できない。最初は珍しがって来る人も多いだろうが、財政源になるまでに定着するとは思えないからだ。なぜなら、日本のギャンブル好きとカジノにギャップを感じるからである。カジノの魅力はなんといっても、ディーラーとの駆け引き。ゲーム性の高いギャンブルと言えるのではないだろうか。一方で、日本のギャンブルである「競馬」「競輪」「競艇」「パチンコ・パチスロ」などは、参加者が主体的にかかわれる部分の少ないもの。「楽して一攫千金」を夢見る人には、常習性が高いのではないだろうか。とすれば、従来のジャパニーズギャンブラーのみなさんからすれば、カジノでのギャンブルは、知恵も使わなくてはいけないし「面倒くさい」と敬遠されるのではないだろうか。また、海外や国内の観光客を狙うのであれば、それなりのインフラの整備も必要。たとえば、ラスベガスの例をとると、ギャンブルでお金を落としてくれることを見込んで、ホテル代も航空運賃も格安のツアーが多い(米国内)。また、周辺には格安ですばらしいゴルフコースが点在しているなど、ギャンブル以外の魅力もあふれている。残念ながら、東京にはその魅力はないと思う。

新たに生み出すものもあるでしょうが(さくら姫・兵庫・未婚・30代)

カジノを導入することによって、新たなものを生み出すことはできると思います。財政難の地方自治体にしてみれば、おいしい財源になっていくことでしょう。新規雇用、新規財源になり、てっとりばやい気がします。しかし、それと同時に、必ず新たな犯罪や病気も発生するのではないでしょうか。今日テレビで見ましたが、日本より一足先にカジノを導入した韓国では「カジノ依存症」という病気があるそうです。それがきっと「社会問題」として伝えられることでしょうね。わたしはカジノができてもまったく行く気はないですが、そういう所に遊びに行く方たちには、最低限「人に迷惑をかけない」で遊んでほしいものです。もし、実現したらますます治安が悪くなるのではないかと心配です。

OTHERS

やっぱり文化?(Jerry・東京・既婚)

以前住んでいたアメリカの都市で、まさにカジノ誘致の議論をして、実際にカジノができました。雇用の創出と観光客の誘致の一石二鳥だというのが誘致した理由です。その時に、やはり治安の悪化、投資に対する経済効果の問題も議論されていましたが、1年目は予想以上の経済効果がもたらされたと言います。治安も、逆に多くの人が集まったため、向上したようです。それはやはり、客層の違いにあるように思います。アメリカでは、パチンコも競艇もないので、中流階層の人がよくカジノに遊びに行きます。スロットルマシーンはまさにパチスロ感覚。一方で、リゾートともなれば、それこそおしゃれをして、少しぜいたくをしてホテルのカジノで遊んだりしますよね。パチンコも3競オートもある日本では、ギャンブルに対して独自の文化が育っているので、それを塗り替える覚悟が必要だと思います。東京はプロデュース力があるので、観光地として成功するとすれば東京ではないでしょうか。

東京以外の場所に作ったらどうでしょう(琥珀・東京・未婚・33歳)

カジノといえばラスベガスを思い浮かべますが、あの街があれだけ成功しているのは、それに徹しているからでしょう。つまり、東京のように首都機能がある街に持ってきても、それだけ制約ができたりして本格的なものができないような気がします。それこそ、首都移転先の候補に挙がっているような都市か、あるいはまるで違う都市に、東京ディズニーランドを作るような感覚で作ってみたほうがいいと思います。

定着させるには(kanemai・神奈川・未婚・27歳)

こういったエンタメ施設は、オープン当初は流行り物好きの人たちがやってくるので人気ができるでしょうが、第2のディズニーランドを目指すには、堅実派や、お小遣いの限られたお父さんたちでもできるような料金の設定方法が鍵になると思います。

昨日までのみなさんの投稿を読んで

カジノ合法化への道のり

この話題も、本日が最終日となりました。今までのみなさんからの投稿を読んでみて感じることは、ゲーミングが「文化」として、日本人の生活価値観や生活様式に適合するかどうかを、多くの読者の方々が問題としていたことです。経済効果が大きい点をメリットとして認識しているところは、賛成する方々と反対する方々の双方に共通していたと思います。

ゲーミングはその内容と発展形態から地域性があり、目的や環境も地域によって異なっています。日本では、「緋牡丹お龍」が登場する任侠映画は極端としても、賭博の文化が源流であり、それにパチンコや競輪、競馬等の公営ギャンブルが加わり、庶民的なものとしては宝くじやロトなどが普及しています。

「ゲーミングの伝統も文化もない日本」「カジノ慣れしていない日本人」「日本のギャンブル好きとカジノにギャップ」という指摘がありましたが、その通りだと思います。カードゲームやルーレットなどのゲーミングを通して、社交目的で楽しむことを知らないわたしたちにとっては、いきなりヨーロッパの貴族文化を導入しても、定着は難しいと思われます。ヨーロッパでは、このような形態のゲーミングが「日常」の文化であるのならば、日本に導入する際には、レジャー活動の中で、このような時間の過ごし方も選択できるという程度に考えた方がいいのかもしれません。つまり異文化であることを前提として、それを日本文化に取り入れようとするのではなく、「非日常」的活動として、選択できる環境に位置づけるということです。

またゲーミングの導入に際して、「治安と節度を保つこと」「家庭崩壊の増大」「治安の悪化」も心配される方が多くいらっしゃいました。これらの問題については、諸外国の事例などを研究することによって、ある程度事前に予測できるわけですから、ご指摘にもあったように「解決策を明確にしてから実現すべき」だと考えます。

ゲーミング導入の時期に関しては、1国2制度を用いなくとも、現行法制度の中で、おそらく近い将来に本格導入されると思います。日本政府が地方自治体に対し、以前のように潤沢に交付金を配布できなくなってきたことや、地方活性化の即効薬を模索していること、外国からの観光客受け入れ事業(ウェルカムプラン21など)を促進し、日本の国際化をすすめていく必要があることなどがその根拠です。その場合、いつから、どこに、どのような形で導入していくのかについては、ゲーミングの是非以上に議論を呼びそうですね。おそらくは、現在国会で議論されている「○○特区」の形で導入することが、もっとも軟着陸しやすい形になると思われます。この際、国内にいくつゲーミング施設が必要なのかも大きな問題ですね。東京だけでいくのか、地方も含めて複数にするのか、適切な数に関しては検討が必要です。最初にモデル地区を定めて、行政措置や防犯、効果などに関し、試行錯誤を行いながら、次第に展開する方式となると思います。

ゲーミングを実施段階に落とし込んでいく場合に、もっとも重要なのは経営主体の問題です。「外資企業などの支えがなければ、カジノ自体の運営もうまくいかない」という指摘は、的を得ています。日本企業には、ゲーミング施設経営のノウハウがないわけですから、導入当初は、外資系企業に依存せざるを得ないことと思われます。経営としては、行政が監督して民間が経営する形態となり、中心企業は外国企業という構図になりそうです。こうなると、先ほどの文化の議論のように、異文化を持ち込んで定着化をはかりたい企業と、それを統制する行政、日本向けにリニュアルしたい日本企業との間で、果たしてうまく折り合いがつくのかどうかも疑問です。モデル地域を定めての段階的導入の手法をとることがベターとなります。

導入に際しては、再三指摘されているように、「治安の確保と犯罪の防止」を具体的にどうするのかが最大の課題と思われます。警察や司法の問題ばかりでなく、地域社会として、どのような取り組みが必要となるのかを、事前に検討する必要もありそうです。ゲーミング施設の運営と管理に関しては、オペレーションとマネージメントに関する人材育成が急務です。可能であれば、実際にゲーミング施設を誘致し建設する前に、人材育成のための期間を設け、その人材が育った段階で施設を運営するくらいの余裕を持ったスケジュールが望ましいと思います。これらは、ゲーミングを導入したい自治体が奨学金制度等を活用して留学させたり、専門学校を誘致するなどしてすすめることとなります。

投稿の中ではあまり問題となりませんでしたが、ゲーミング施設周辺の環境形成も重要な問題です。住宅地に隣接して施設をつくるわけにもいきませんし、商業地区の中で展開することも問題です。できれば出入り口を明確にして、その中でゲーミングとその関連施設が運営されるような形態が望ましいと思います。一部の都県では、出島方式も検討されているようですが、これも一考に値します。

みなさんの投稿の中では、ゲーミング施設が単一施設として運営されるイメージで議論されていましたが、実際には複合施設化が望ましいと考えます。関連機能としては、コンベンション機能、エンターテイメント機能、飲食機能、宿泊機能、交通結節点化することによるターミナル機能、情報センター機能、ショッピング機能などが考えられます。よく知られるラスベガスは、ゲーミングと宿泊施設を一体化した上で、エンターテイメント機能の充実を行い、次にコンベンション機能の充実に腐心してきました。最近ではIT技術を集約して、デジタルシティーという未来都市のコンセプトも提案されています。また周辺地域での別荘開発なども盛んで、単にゲーミングに埋没するだけの都市でなく、住環境、リゾート環境としての充実をめざしているようです。

今後このような議論をさらに深めていくためには、それぞれの人の経験によって自由に描かれるイメージに基づいた議論ではなく、具体的な構想をたたき台として、何が問題であるのかを見つけ出すことから始めることが適当だと思います。次に、抽出された課題が、現段階で解決可能であるのかどうかの検証を行うことです。この段階で解決不可能な課題があれば、その時、この計画を断念するのか延期するのか、実施に移行しながら解決策を模索するのか、判断することになります。

中央政府にも関連省庁の間で連絡協議会などの設置が必要でしょうし、地元では提案された原案を元に研究する体制が求められます。ゲーミングは、まさに文化の問題ですから、慎重に議論を進めることにしくはないと思います。

この数日間をみなさんとともに考え、ゲーミング問題の奥の深さを感じました。また投稿なさる方の意識とレベルの高さに改めて感嘆いたしました。このような、日常のふとした疑問を、集中的に扱うeWomanのみなさんのセンスの良さも光っていますね。また何かの話題でお目にかかれれば幸いです。投稿していただいたみなさんに深く感謝いたします。

小濱哲

小濱哲

名桜大学教授

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