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よい圧力、悪い圧力 2002年2月16日

形骸化している国会こそ問題

鈴木宗男の圧力があったのか、なかったのか、そのどこが問題なのかを明らかにすることを国民は望んでいるのです。そもそも、国会こそが透明性があって、あらゆる意見を述べる機会のはずです。その国会が形骸化しているのが現実。その現実を考慮せず、圧力があっちにもこっちにもあるから、圧力は一概に悪いとは言えない、というのは意見としておかしい。

国会が国民の意見を述べる場であり、国会議員が内閣に入って、行政との接点を形成しているのです。国会で、ろくな意見も述べず、国民に向かってしっかりとメッセージを出す努力もせず、こそこそと政府を突っつき、自分に献金するものの利益を図る。国民は何が行なわれているのかさっぱりわからない。この現状を正す意見を述べてください。(匿名)

真紀子さんにとっての自立

鈴木宗男という議員さん、政治家のタイプとしても、個人のキャラクターとしても、田中角栄に似ているような気がします。真紀子さんは、超個人的な無意識のレベルでは、それが許せなかったのではないか、と思います。少なくとも外見上は、親分肌の古い日本の保守政治家の、一方の典型を踏襲しているように見え、金集めがうまかったり、実際にはそんなことはないのですが、学歴幻想に対するコンプレックスをバネにして、猛烈な独学者だったりする点も、角栄さんに似ているような気がします。

ただ一つ、違っていたのは、鈴木宗男さんは、政治家としては国家主義的な志向を背負いすぎ、個人としては権力志向が強すぎたのではないか、と思います。角栄さんの場合、たしかに金銭への執着には絶大なものがありましたが、政治家としては意外なほど、国家主義的な志向は希薄だったように思います。角栄さんの頭の片隅ではいつも、地を這うようにして日々の生活を送っている人たち、料亭の女将や板さんや、故郷のお百姓さんや農家の奥さんたち、町工場の親父さんたちが、何を考え、日々どんな思いで暮らしているか、鮮烈なイメージで明瞭に見えていたのではないか、と思います。

真紀子さんが父親から学んだのは、集金力の養い方でも、政治哲学でもなく、自分が生まれ育った国や町や村を、下から見上げるようにして見る、そういう視点だったのではないか、と思います。だからこそ、鈴木宗男さんの、父親の表面的なイメージだけをパクっただけの強烈な権力志向が、真紀子さんには許せなかったのでしょう。

ただし、田中真紀子という人が、政治家として、一人前の大人として、自立できているかどうか、ということとは、また別問題です。自分の個人幻想に合わせて、国会答弁を脚色したり、メモを適当に書き換えたり、といったことは、学生時代、あるいは父の私設秘書時代、父親の絶大な庇護があったればこそ可能だったのに、真紀子さんは「父の死」を、無意識のレベルまで身に沁みて受け入れてはいないように見えます。

娘が職業人として自立するためには、父親のイメージを自分の内部に取り込むことは、もちろん必要なのですが、どんどんと仕事を憶えて、十分に父親と同一化したあとには、自分の中にある父親のイメージを、自分の手で観念的に殺してしまわなければなりません。「ああ、パパも、あのころは苦労してたんだなぁ」。あたかも、死んだ父親を偲ぶように、そう思えるようになったとき、娘は職業人として完全に自立するのです。(守隨秀章)

有権者の意見に効果はあるのか?

わたしは圧力があるのは当然のことだと思います。圧力というと言葉は悪いですが、政治家が機関に対して意見を言うことは当たり前だし、むしろそのほうが機関は正当な働きができると思います。しかし、今回のNGO問題で問題になったのは外務省に対して意見(圧力?)を言った鈴木議員とそれを鵜呑みに受け入れてしまった外務省にあると思います。

実際に鈴木議員はロシアの外相来日の際に、小泉首相より先に会談するほど外交に強いわけで、それは外務省に対して権力があるということだと思います。そして一番問題だと思うのは権力に弱い外務省。これは外務省だけでなくどの省庁も同じだと思いますが、ある政治家の意見を鵜呑みにしてしまっては、機関が正当に機能することができなくなってしまいます。意見は意見として、きちんと吟味した上で省庁なりの決断を下すことが求められるはずです。

藤田さんの言う、有権者の意見ですが、わたしは何度も意見を言いたい気持ちになりますが、正直な話、メールや手紙を書いたところでまず読まれるのか、そしてそれがどの程度反映されるのかと疑問に感じます。やはり有権者の認識の高さや選挙の際にしっかりと政治家を見極めることしか影響力はないのかなぁと思ってしまいます。(匿名)

田中氏に拍手喝采

63歳になって、初めて国会中継を1日中見ていました。ワイドショー内閣といわれた小泉さんを応援していました。しかし、田中氏の更迭をおもしろくなく思っていました。なぜ田中氏を更迭しなければならないのかということが理解できなかったのです。

昨日のテレビを見て思いましたが、政治とは、お金・利権で大きく動くものなんですね。なぜ田中氏が更迭されなければならないのかがおぼろげながら見えてきました。川口氏のような人が便利だということもわかりました。主婦の考えですので、なかなかもどかしく事件の核心がはっきりしませんが、昨日の田中氏の発言を聞いていて理解できた気がします。

鈴木氏の発言を聞いていて、法律抵触ぎりぎりの利権問題の裏側が少し見えてきました。誰だって自分の地元は可愛いものだと思うし、わからなければよし……なのかもしれません。でも分かってしまった。官邸の上納金問題も暴露してしまった。わからなかったことが、わかってしまった。与党の慌てふためく様が見えてくるようです。その意味で国民の一人のわたしは田中氏に大いなる喝采を送りたいと思います。しかし、このことについても、田中氏は良い圧力だったか、悪い圧力だったか、小泉さんの言う歴史が決めるのかもしれません。

その歴史もけっして正しいとはいえないものも多いので、本当のことはわかりません。小学校に入った年が終戦で、アフガンの子どもと同じ戦災で家を焼かれ焼けこげた死体を横目で見ながら飢えた日だったことを思い出し、アフガンで何か協力することは無いのだろうかと考えたりしていました。

今まで、ただひたすら家族のため年寄りや子どもの世話、内職などで政治を見たことが無かったので、両親をおくり子どもも旅立って何もやることがなくなったとき、政治のおもしろさを知ったわけです。今後、どのような展開になるか、政治から目が離せないようです。多分一時的だと思うのですが……。(登志子)

有権者への責任追及が心配

圧力をかける行為自体が良いか悪いかというよりも、問題はその内容であって、一般有権者に対して行政と政治家の双方の方針を公開することで善悪の判断をできるような仕組みにすれば問題のないことです。

隠しごとがすべての巨悪の根源ではないですか。過ちを隠す。過ちを犯した者をかばう。利権に群がるものを極力排除するために隠す。自分にとって都合の良い結果を求めて都合の悪くなりそうな部分を隠す。いろいろな理由はあるでしょうが、日本は太平洋戦争中に隠すことで大きな過ちを犯してきています。なぜ気づかないのでしょうか。これが国民性なのかもしれませんね。

本当に実力のある人は、すべての情報を開示して、その上で自分の方針の正当性を説得し納得させるだけの力の持った人ではないでしょうか。わたしは少し心配していることがあります。それは閣僚の不祥事の際に指名者責任を問われるのと同様に、これからは不祥事を犯した議員に投票した有権者に対して責任追及がなされるのではないかということです。たとえば衆議院の解散総選挙の後に鈴木宗男代議士が再選した場合に根室には行かないようにしよう、というような風評被害が発生しないかということです。(匿名)



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