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意のままにならない(2003年4月5日)
「反戦」の意味とは……
イラク戦争が長期化になりそうです。「イラク攻撃」もいつの間にか「イラク戦争」になりました。 わたしは当初から反戦を支持してきました。どんな理由であっても、戦争は良くないと思うからです。でも、ニュースから流れてくる犠牲者の映像などを見ても何も感じない……、罪の無い子どもがかわいそうに……と思っても、どこか他人事です。それよりも、今晩の夕飯の献立は何にするか? それのほうが、わたしにとって目前の大きな問題です。「イラクでは罪もない子どもが亡くなっているのだから、ごはんなんか食べている場合じゃない」なんて、もちろん思えません。みなさんもそうだと思います。
もし、自分の家族がイラクに居るのであれば、きっとごはんものどを通らないことでしょう。結局わたしには、そこまで切実に感じられないのだと思います。兵役の義務がある韓国のような国と日本とでは、「反戦」の意味の重さにも違いがあるように感じます。
それに、マスメディアもそれぞれの国でコントロールされ、結局は政治のために利用され、真実がねじ曲げられているようで、現実として受け止めにくくなっているのではないでしょうか?
「反戦」というのは、ただ唱えるだけでなく、どうすればいいのか?という意識が無ければ、いつまでも戦争はなくならないのだと思います。
(Eru)
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