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私の視点

曲がったキュウリ、買えますか?

藤田正美(ふじた・まさよし)
『ニューズウィーク日本版』編集主幹

2001年7月7日

ちょっと古い話ですが、6月末に「野菜標準規格廃止へ」というニュースが出ていました。この標準規格とは、農水省が1970年に通達を出したものだそうで、27品目の野菜を対象にしていたんだそうです。

たとえばキュウリの「曲がり具合」とか「傷の有無」とかサイズの規定、最低基準とかを定めていたといいます。さらに包装するための段ボール箱の種類や材質なども決められていたため、流通コストが上がって最近の輸入野菜の価格に対抗できない一因となっていたのだそうです。

この記事を読んでびっくりしました。「そんなことまで国が決めていたんだ」というのが最初の感想です。廃止されても何の影響もないような規則は、ないほうがいいに決まっている、というのはちょっと乱暴でしょうか。

スーパーの野菜売り場に行くと、たしかに規格のそろった野菜や果物を売っています。

昔、あるスーパーの店長が「規格外の野菜や果物を安い値段をつけて売り場に並べても、お客さんは買ってくれない」と嘆いているのを聞いたことがあります。

きっと、曲がったキュウリが多いと「あの店は品物が良くない」と言われたりするんでしょうね。ということは、農水省が必要のない規格を定めて、流通コストを上げたというより、消費者が「規制」を要求したということになるんでしょうか。

野菜にしたって果物にしたって、結局は食べてみなければわからないんですけど、おばあちゃんから伝えられてきた「見分け方」がありましたよね。それがだんだん消えてきたから、お役所が皆さんのために、決めてあげようって考えたんでしょうか。

よけいなお世話と言ってしまえばいいんですが、そうすると消費者が自分でリスクを取って品物選びをする覚悟が必要です。キュウリを選ぶのに別に「覚悟」というほど大げさな話ではないですが、実はお上がよけいなお世話を焼いている例は、他にも山ほどあるはずです。

いつまでも、国から物事を知らない子供扱いされるのは、あまりいい気持ちではありませんね。手取り足取り教えてくれなくても、野菜の良し悪しぐらい自分で決められるじゃありませんか。あなたは曲がったキュウリでも、不揃いのリンゴでもおいしくて安ければ買いますか?




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