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ホーム>ソサエティ@>アイディア先生の教育の知恵> 第2回 幸田尚志先生
ソサエティ@
第2回 茨城県龍ケ崎市立愛宕中学校 幸田尚志先生 「授業は生き物 〜生徒がのめり込む授業とは?」

■ キャンプで遭難!?

幸田尚志先生
幸田尚志先生

4時間目の始業を告げるチャイムが鳴ると、「理科ファイル」を手にした生徒たちが理科実験室に集合。教壇に現れたのは、白衣ならぬアウトドア用のベストを着て、肩にはクーラーボックスのようなバッグを掛けた幸田先生。台の上には、グレープフルーツやレモン、フォーク、アルミホイル、備長炭、バケツなどがズラリと並んで……。

アウトドアルックの幸田先生
アウトドアルックの幸田先生

「みんなでキャンプに来ました。ところが、大雨で山が崩れ,道がふさがれてしまいました。そうです。私たちは孤立してしまったのです。しかも電池切れでラジオも聴けません。せめてラジオぐらい聴けるようにしましょう。今まで学んだことを基にここにあるものを使って何とかラジオを鳴らしてみてください」

「学習するにあたって、見通しが立てやすい事象(シーン)を提示し、子どもたちの予想が膨らむような題材、素材を準備することが大切なんです」

幸田先生は、生徒に自ら考えさせるために、このような事象提示の重要性を強調します。“キャンプで遭難”のような場面設定をしてストーリー性を持たせるのも、その工夫のひとつ。

「身近なものと関連づけるのは特に有効な手段です。子どもたちがリアリティをもって感じられることで、学びの必然性が出て来ますからね」

■ 生徒たち全員が実験に参加

みんなで協力
みんなで協力

生徒たちは2〜4人のグループに分かれ、思い思いの素材で実験を始めます。切り分けられたグレープフルーツにフォークをさし、クリップ付導線で4つ直列につなぐ男子。備長炭を塩水で濡らしたキッチンペーパーでくるんで、アルミホイルで巻き電極にする女子。

思い思いに作った「化学電池」を電流計につなげて、少しでも針が動くと歓声をあげる……。その間を小走りで回リ、大きなタオルで汗を拭いながら一言二言アドバイスをする幸田先生。誰一人として見ているだけの生徒はいません。

グレープフルーツを使って……
グレープフルーツを使って……

「実験は出来るだけ少人数でやったほうが実りがある。見ているだけでは伝わらない、皮膚感覚でしか味わえない体験というのがありますからね。だから、僕の授業では、予算と時間の許す限り、子どもたちがそれぞれの考えで選べるように、様々なものを用意します」

ひとりひとりが自分で考え、体験し、学べるよう、個性化・個別化を重視している幸田先生は、アドバイスの仕方においても徹底した個別化を実践しています。「詳しく噛み砕いて説明した方がよい子とそうしない方がよい子、さらに特性や個性、その子を取り巻く環境などを考慮しながら一対一でディスカッションします」

■ 授業は生き物

「教える」ではなく「考えさせる」を優先している幸田先生は、考えさせるためのキーポイントを「待つこと」だと言います。

「誰だって考える時間が必要ですよね。そのためにはワンテンポ待つことです。待ちながら意思の疎通を図り、子どもが自分の考えをもてなかったり、本質をとらえていなかったりしたら、考えが深まるように、2つ目、3つ目のアドバイスを与える。それも、こうですよと教えるより、考えを引き出すような質問をするほうが有効だと思います」

待つという"間"も、コミュニケーションの重要な要素。さらに、どうしても考えなければならない状況に"追いつめる"ことも大切だとか。

一人ひとりにアドバイス
一人ひとりにアドバイス

「授業は生き物ですからね。子どもたちの考えや発想でいくらでも変わる。だから、教えるプロとしてどんなことにも対応できるように教材研究します。教師って、わくわくする授業を創り出すプロデューサーであり、時には科学者でもあり、さらに、授業では、子どもたちがいきいきと学べるように進行していく司会者でもあるんです。大変と言えば大変だけど、とっても楽しいし、僕たちが楽しいと感じているからこそ、子どもたちも楽しいと感じてくれるのだと思っています」

幸田先生は、一人ひとりの生徒の持ち味を授業の中で活かしながら、発想を活かし、考えを引き出し、深めていました。

■ 家庭でもできる「考えさせる」実験

簡単にできるアルコールロケット
簡単にできるアルコールロケット

子どもの好奇心をかき立て、「なぜ?」と考えさせる実験を家庭でできないものでしょうかと尋ねると、幸田先生は「アルコールロケット」を教えてくださいました。

飲料の空き缶にアルコール(エタノールまたはメタノール)を数滴入れ、缶を軽く振って、紙コップで蓋をし、缶の下の方に炎を近づける。すると、「ポンッ!」という爆発音と共に紙コップが飛び立つ。あたかもロケットのように。

「実は、缶の下部に小さな穴を開けておき、そこに炎を近づけて加熱しているのですが、一見してわからないのでマジックのような面白さがあります。これを見た子どもは、あれ? 外側から加熱しただけで紙コップが飛ぶのかな? それとも他に理由があるのかな? と、自然に考えますよね」

まっすぐに思いを語る幸田先生
まっすぐに思いを語る幸田先生

理科で大切なのは、まず「なぜなんだろう?」と思うこと。それから仮説を立て、試行錯誤を繰り返す。予想通りにならなくても失敗ではない。そこから学ぶものがあるはず。「なぜなんだ」と、また一つ深く探究に入っていく子どもになって欲しい。「ガリレオやニュートンが辿ったであろう思考と同じようなプロセスを体験して欲しい。指導要領にある内容を、未知の事象に初めて出合った科学者が謎解きをしていくような過程で子どもたちに学ばせることができないかと、いつも考えています」と語る幸田先生ご自身も、日々前向きな試行錯誤を繰り返していらっしゃるようです。


【生徒の声】

  • 幸田先生の授業は、自分たちでいろいろ考えて、普段あまり使わない実験器具を自由に使えるし、変化があって楽しい。
  • 先生はよく質問をする。すぐに答えられるようなわかりやすい質問をしてくれる。ダジャレも多いけど(笑)。
  • 糸電話の最高記録:500メートルを超えたい。選択理科で挑戦中!

アイディア先生の教育の知恵
→ 第1回 園長大竹節子先生
→ 第2回 幸田尚志先生

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