昨年TBSを退社し、フリーランスの道を選択された進藤晶子さん。その人生の節目に、ちょうど30代をむかえた彼女をゲストに、同世代の女性と語り合う座談会形式の講座「進藤さんと30'sを考える」が7/2(火)に開催されました。
■参加いただいた方々
情報提供会社に勤め、将来はWeb制作会社を立ち上げたい方、テレビ制作会社に勤め、現場での仕事を続けていきたいと思っている方、メーカーの営業職につきながら、ネットワークを拡げようとしている方、コンテンツ制作会社に勤めながら、起業を目指していらっしゃる方などが参加されました。みなさん、キャリアアップを目指す上で、30代がどういう意味を持つのかをしっかりと確かめたいという意志をお持ちでした。
■やはり「仕事」?
話題は「仕事」からスタート。今の会社での悩みや自分の目標を語りながら、進藤さんのご意見やご経験をお聞きする。進藤さん自身も仕事のなかでいろいろな葛藤を経験されたそうです。そんな経験をフランクに話される進藤さんの進行で、和やかな雰囲気の中の対話となりました。
ちなみに、進藤さんが仕事の話ばかりではと、恋愛や結婚に話を振っても、気がつくと仕事の話に。これは仕事の中でも「自分らしくありたい」という気持ちの表れだったようです。
■「カウントダウンしない30代」
アナウンサーという仕事は、年をとるごとに商品価値が落ちる。そんな言い方をされることもあるそうです。
進藤さんもこういった言葉に悩むことがありました。しかし果たしてそうでしょうか? 年齢を気にすることで、悩まなくてもいいことに悩んで時間を無駄にしたり、行動をためらったり……。そんなことでチャンスを逃すよりは、まず与えられた環境・時間の中でできる限りの行動を起こすこと。これが、進藤さん自身の経験のみならず、進藤さんと交友のある著名な方々の経験、そして講座に参加いただいた方々からの経験から導かれたひとつの結論です。「カウントダウンしない30代、ステップアップする30代」。そんな進藤さんの言葉で講座が締めくくられました。
なお、当講座の内容は、『国境を越えた足跡』第5回にて詳しくお伝えしています。