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Darcy Neillさん
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どんな選択をしても、正解なのです
- 佐々木
周囲を見ていて感じるのは、ビジョンを探している人は多いのですが、自分の理想や将来を想像することができない、という人が少なくないということです。でも、今日お話を伺っていて、感じたのは、私たちに共通点があるとすれば、世界各地で様々な経験をしてきたがゆえに、思考もストレッチし続けてきた。だから、新しい、未知のものにも挑戦し、受け入れることができる。そして、わからないことでも挑戦してみると、又更に、その先に新しい可能性、自分の選択肢が見える。そんなことが繰り返されているように感じました。
たとえば、ニュースレポーターの職をオファーされたときも、私自身は、実は、ニュース番組のレポーターがどんな仕事をするのか全く知りませんでした。でも、テレビ局の人が私でいいといっているのだから、いいんじゃないかと思って、引き受けた。内容もわからず引き受けたのです(笑)。
- ニール
できるかどうかわからなくても、相手ができると思っているのだから、いいだろうって(笑)。
- 佐々木
そうなんです(笑)。経験もないし、仕事内容もわからないけれど、先方が私を選んだんだから、きっと私にできるのだろうと、引き受けたのです(笑)。ユニカルインターナショナルを起業したばかりで、2つのフルタイムジョブを持つことになったのですが、そんなことも気にしませんでした。
でも、それにより私は世界各地で、いろいろな人に会って、いろんな考えに触れたので、より柔軟な考え方ができるようになり、多くの選択肢が見えるようになってきたのでしょうね。選択肢が見えることで、将来、なにか問題がおきても、自分で解決できる、という考えにいたったのです。何にでもリラックスして取り組め、この先なにが起きても、すべて経験済みと思えるくらい、対応能力が付いたというか(笑)。
- ニール
それが年齢と経験を積むということです! それに、多分、自分が失敗しても、時代は進み、社会は進歩を続ける、ということもわかったのです。世の中は、そんなことお構いなしに進んでいくのです。ビジョンが描けない人のなかには、失敗したくないから、という人がいますが、佐々木さんは、そんなことは気にしない。相手ができるって言っているし、と。
- 佐々木
私は一度も、失敗したらどうしよう、と考えたことがないです(笑)。
- ニール
そうでしょう。人によっては、「正しい選択はどれだろう」「必ず正しい選択をしなければ」と考えるのです。でも、実は、何か上手くいかずに、前進していないと感じたら、そこからどんな選択をしても正解なのです。何もしないでいるより、選んで、行動することが、なによりもいい。でしょう? 動くことを恐れる人がいますが、あなたも私も、そうではありません。むしろ、動いて、新しい場所での歩き方を学習していくのが好きなのです。
間違った選択は、ありません。たとえば、「子育て中だから、私は、こういう仕事を選んでいます」という考え方と「子育てしているから、私はこういう仕事になってしまうんだわ」というのでは、同じ仕事をしていても、大きな違いがあります。私たちは常に、人生の中で、その時のベストの選択をしていくのです。自分のしてきた人を認めないなどということは、大きな間違いです。すべてが、新しい出来事なだけですから。
- 佐々木
すべての経験が、積み重なって、次の経験に導かれていくのですからね。
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