ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第16回 秋元征紘さん
16
秋元征紘さん
過去の対談一覧
第141回〜
第121回〜第140回 第101回〜第120回 第81回〜第100回 第61回〜第80回 第41回〜第60回 第21回〜第40回 第1回〜第20回
この先の夢、キャリアディベロップメント
佐々木
ゲランの社長でいらっしゃるのに「この先は?」と聞くのも変なんですけど、この先のキャリアディベロップメントや、人生の夢は?
秋元
おもしろいですね。一つは音楽、歌。これはもうちょっとまじめにやろうと思っています。それはまあ趣味なんで、趣味と仕事は一緒にしないほうが、うまくいくと思っているので。
仕事はですね、一つはやっぱり今の日本の現状というのは、僕らから見ると本当になんでこんなに動かないのかと思うくらい動かないじゃないですか。もう最初、僕はこれに一時非常に怒り狂って、本を出そうとか、いろんなことやってみたんですけど、途中で挫折したんですね。やっぱりあまりにもぬるま湯だし、あまりにも逆なんですよ、方向も流れることもね。
だから一時語るのも飽きるくらい嫌になっちゃったんですけど、最近ちょっと見方を変えて、自分でできることをやってみようかなと思っています。経済同友会が高校生と直接対話するチャンスをくれましたし、大学の講義も頼まれています。こういった機会を生かして自分ができることをやろうと。
佐々木
秋元さんにとってのメンターというか、ロールモデルというか、影響を受けた人はおられますか?
秋元
随分いますよね。その時その時でね。今は目指している人はいないけど、一番気になる人は、ベルナール・アルノーさんかな。アルノーさんはとっても僕とは違う。あの人も音楽家ですけれども、才能ある人です。
あと、ロジャー・エンリコっていうペプシの社長だったり、ナイキのフィリップ・ナイト会長だったり。フィリップモリスの社長だったマイク・マイルズとか、カーネル・サンダースとかね。あと、今里廣記さんとか。
大前健一さんも、すごく分析力、戦略提言力とかがすばらしいし、行動力あるしね。あれだけの本を書いちゃうという行動力だけですごいと思いますし、尊敬しますよね。ただ、なんて言うのかな、その人を全面的に崇拝してしまうような人はいませんね。その時その時で、人に関しては興味あるので、すごく深入りしますけどね。普通より3倍くらい興味持ってる時にはその人は近づくし、何か取ろうと思うんですけどね。
佐々木
わかりました。ありがとうございました。
対談を終えて
秋元社長のこのエネルギーは、いったいどこから来るのでしょうか。そんなことをお会いするたびに考えます。外資系企業を渡り歩くたびに、強くなっていく情熱。自由に、自らの意志に沿って会社を動かしていくという行動力。そして、冒険とおしゃれを忘れない姿勢。ゲランが企画するイベント、パーティーは常に斬新さが光ります。やはりキャリアを切り開く人は“Just do it”なんですね。ありがとうございました!(佐々木かをり)
14 /14