ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第18回 藤野英人さん

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藤野英人さん
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尊敬する経営者はこの人たち
- 佐々木
多くの経営者にインタビューされてきた中で、自分がこうありたいという経営者像を学んだということはありますか? ご自分が経営者になられていかがですか?
- 藤野
金融の会社として独立した先輩がいて、みなさん頑張っていらっしゃる。さわかみ投信の澤上篤人さん、スパークス・アセット・マネジメント投信の阿部修平さんとか。彼らがまさに先発で、大きな成功もされていますので、ライバルというよりは今の段階では先生という存在です。
そのほか、尊敬している経営者はたくさんいますが、あえて挙げるとするなら日本電産の永守重信社長ですね。「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」という彼の直筆の額をわが社にも飾っています。
それから、メガチップスの進藤晶弘会長については、実際にお世話になっていますし、非常に尊敬できる経営者だと思っています。
- 佐々木
そんな先輩方に囲まれながら、会社をどんどん大きくされて、愛される日本の株式市場をつくっていかれるのですね。それにはまず、これからの10年がひとつの山になっているということですね。
- 藤野
そうですね。
- 佐々木
これからも教えていただきたいことがたくさんあると思うのですが、ぜひよろしくお願いいたします。いい流れがレオスから生まれてくることを期待しております。
本当に今日はありがとうございました。
対談を終えて
投資をするということは、成長してほしい企業を育てること。そんな藤野さんは、ビジョンのある経営者に投資するのが一番大切、と言う。3,000人以上の経営者と会い、話し、企業を見極めてきた。温和な人柄と鋭い視点で。そんな藤野さんの体験はいつもとても勉強になる。なぜなら実際の人に会い、会社を見ているからだ。そして今それを大学生や若手起業家に分ち合おうとされている。
藤野さんとお話ししていると、いつも思う。夢を企業と市民が分かち合うような社会が早くくるといい。消費者が投資の本当の意味を学び、一人ひとりが良い企業を支え、育てる、そんな社会がなんだか近いうちに来るような気がする。そして、イー・ウーマンも一日も早く、そうした人たちに支えられる会社になりたいと思う。(佐々木かをり)
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