ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第22回 久米麗子さん

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久米麗子さん
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家ではスタイリングしません
- 佐々木
最後に、プライベートでの服のこと、お尋ねしていいですか。「服を選ぶときは、カップルで演出する」と本にも書いていらっしゃいますよね。番組では横に並ぶ出演者の組み合わせを考えて演出されるように、プライベートでもそうなんですか?
- 久米
番組での「カップル」は、一時期ありました。今は別の考えでしています。
プライベートでは、夫はパーティーに出席する時間がなくて、行くときは基本的にわたしだけなので、そのときは一人でいいわけですよね。もし一緒に出掛けるとしても、「何色を着る?」というぐらいですよ。
- 佐々木
お家ではお洋服を選んで差し上げないんですか?
- 久米
しませんよ、お金いただけませんから(笑)。普段はラフなスタイルが好きなんです。だから、番組用に着替えた瞬間に、「自分が生放送をするんだ」と、そこで本番の気持ちに入っていくんじゃないでしょうか。それ以外のところで気を使いたくないというのもあるのだと思います。
あるときスーパーに買い物に行ったとき、なんだか服の色がうるさい感じがするんですね。そのわけを紐解くと、「今日は目をつぶって手に取ったものを着てみよう」と思ったらしくて。自分なりに計画を立てているみたいですね。そういうのは邪魔したくないじゃない、それこそオリジナリティーなんですから。
- 佐々木
おかしい(笑)。目を閉じて、引出しから服を選んでいる久米さんの姿を想像しますが、楽しいでしょうねえ。麗子さんは、家でもお忙しい?
- 久米
わたし、家に帰れば専業主婦ですもの。「今日は庭師!」とか言いながら庭仕事もするし、大変です(笑)。
- 佐々木
家に帰れば専業主婦、っておもしろい(笑)。楽しくて話が尽きないので、この続きはまた今度お願いしたいと思います。わたしも「モード」を取り入れていきたいと思います。今日はお忙しい中、本当に今日はありがとうございました。
- 久米
こちらこそ、ありがとうございました。
対談を終えて
いつお会いしても、凛とした空気を放ち、自分の中に整然と、やりたいことをしっかりと詰めていらっしゃる印象を持ちます。余裕があって、前に進むための方法をシンプルにとらえていらっしゃる麗子さん。話し方やうなずき方が、ご主人でいらっしゃる久米宏さんにそっくりで、どちらとお話をしているのかわからなくなってしまうのは、わたしだけでしょうか。チームプリゼンテーションの考え方、前に進むエネルギーを表現するためのモード。どちらもとっても勉強になりました。また、これからもどうぞ教えてください。(佐々木かをり)
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