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アナウンサー・ビジネスコミュニケーショントレーナー
山口容子さん
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『タイムショック』、テレビ朝日との縁
- 山口
当時はまだ、携帯電話なんてない頃でしょ。ある時、公園通りを歩いてたら、お手洗いに行きたくなったのね(苦笑)。で、学園に「すいません」って行ったら、事務の人がすごい勢いで「今、あなたを探していたのよ! 下宿に電話してもつかまらないし、どうしようかと思って。今からすぐ一緒に来てちょうだいっ」って。
それが『クイズ タイムショック』のアシスタントのオーディションだったの。アシスタントの女性が病気で倒れて、来週の収録から出られる人を探していたらしいのよ。「え〜」って、わけもわからず連れて行かれたの、そこがテレ朝だっていうことも知らずに。冬になりかけの頃かな、コーデュロイのはき古したパンツにアーガイルの学生っぽいセーターという格好のまま、教科書とノートを束ねて。当時、十字に束ねるの、流行ってたでしょ?
- 佐々木
流行ってた!
- 山口
そのまんまの格好で行ったら、まわりはきれいなお姉さんばっかりで(笑)。結果、見事に落ちまして。それが大学2年の秋。その後、卒業して、なぜかテレ朝に就職したでしょ?
入社間もない頃、テレ朝の廊下を歩いてたら、「君!」って呼び止められて、「なんでここにいるの?」って。「あ、すいません、この春入社しました山口と申します」って言ったら、「君さあ、『タイムショック』のオーディションに来てたでしょう」って。
スタッフだったのよね。「実は、僕は君がいいって言ったんだよ。ほかにもそういう意見があったんだけど、とにかく急いでて、即戦力になる人をっていうことで、君じゃなかったんだ」って。で、研修あけてすぐに就いた番組が『タイムショック』だったのよ。……というのが後日談。
4/20
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