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フリーダイビングトレーナー・アプネアフォトグラファー
菅原真樹さん
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突然のグリーンカード取得、ハワイへ
- 佐々木
では、ハワイはどこにきっかけが?(笑)
- 菅原
封印されたものを解くチャンスというのが船の中にあったわけですね。ある日、自分の勤務処理をするための書類を見ているときに、たまたま印刷がかすれた小さな新聞記事に、アメリカのグリーンカードの抽選プログラムがあと数日で今年は終わる、ということが書かれていたのです。それこそ目の前に迫ってきたわけですね。もうこれは自分のためにある、と信じきってしまって…。
- 佐々木
それ以前にアメリカに住みたいと思っていたんですか?
- 菅原
アメリカではなくハワイ、コナに住みたいって思ってました。5年生で見た番組で、ハワイのコナと海と釣りは見てたわけです。ですからコナに住むということと海の仕事をするというのは、ずっと頭の中にありましたから、いま思えばそのための準備だったんですね。
- 佐々木
それで当たっちゃったんですか?
- 菅原
そうなんです。
- 佐々木
すごい人だなあ、本当に(笑)。
- 菅原
はい。1回きり、自分で1回きりっていうふうに決めて、それが当たらなかったら、まあ縁がないと。それくらいの気持ちだったんですけれど、「当たる」っていうポジティブな考え方をしていたら、半年後にそういう書類が来てしまって。
それまでにハワイ島には行ったこともないんですよ。自分が本当に住めるまでは封印しておきたい場所でもあったし。その海を信じきってしまったんですね。
小さいときに、やはりあのブルーのイメージがこびりついていますし、大きなブルーマーリンが跳ねる、あんなに大きなものがいるっていう海はすごい、と思って。それが、子供心が、大人になってもあったわけですね。それがまあ、よかったんじゃないかと。
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