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和田裕美さん
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「完全歩合制」とは崖っぷちを歩くこと
- 佐々木
今の和田さんは、どういうところで自分を高めようとしているんですか? 感性を磨くとか。今は何に注力して前進を?
- 和田
本を書くのがおもしろいです。最近気づいたんですけど、私、経営者に向かないのかなって(笑)。楽しいことをやり続けてしまうんです。普通だったら、社長はこもって本を書いてる場合ではなく、人を採用してビジネスプランを作って、展開を考えていきますよね。
それなのに、それをやろうとするより、「こんな本を書こうかな」って思うとものすごくワクワクしてきて、こもって原稿を書いてしまうのです。今は経営やビジネスなどもすごく大切なんですけど、発信したいことがすごくたくさんあって、こういうことを作ってみたい、書いてみたい、っていうこともすごく出てきているんです。それをどんどんアウトプットしていく。
完全歩合制、フルコミッションの営業って苦労が多いわけですね。一寸先は闇、明日すべてがなくなるかもしれない。崖っぷちを歩くんですよ。踏ん張るじゃないですか。
- 佐々木
一件も売れなければその月の給与がゼロ、ということなんでしょう? それは緊張感ありますよ。
- 和田
安定してる人って頑張らないって言いましたけど、真ん中を歩いてるといつコケても落ちないから。
フルコミッションの組織って全員が崖っぷちを歩いてて、「今月ゼロだったら、お給料をもらえないかしれない」って崖っぷちを歩くから、すごく踏ん張って、すごく努力する。そういう人たちを見てきたことが、すごく経験になっている。普通の人と比べたら、甘さって見えますよね。
- 佐々木
全然違うよね。
- 和田
それを伝えていくと、真ん中を歩きながらこの厳しさを学べたら、両方が手に入りますよね。一番得っていうことを発信したいとすごく思い始めて、今はそういうことを発信することが刺激になっています。
- 佐々木
固定給をもらいながら修行する、という精神ですね。
- 和田
そして、発信したことに対してフィードバックをいただいたりして、「じゃあ、こうしよう」と。「今度はこうしてください」って言われたら、「ハイ」って聞いて。楽しい。
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