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アン・オレアリーさん
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授業中に、選ばれたグループで勉強できるんです
- 佐々木
たとえば子どもにテストをして、言語療法が必要だと判明した場合、言語療法はスペシャルエデュケーション、ということになるんでしょうか?
- オレアリー
ある種の言語障害があり、その程度が重症でない場合には、言語改善プログラムというのをやります。たとえば、Rがうまく発音できない場合は、しばらくRABBITの発音練習をするとか。
言語障害の程度が軽い場合や言語療法士に余裕があって時間が空いている場合など、そうした子どもを対象に言語改善プログラムをします。
- 佐々木
授業時間とは別に指導に当たるのですか?
- オレアリー
いえ、授業時間中に、週に2回、30分ずつ指導に当たります。自閉症の子どもなど重い言語障害がある子どもの場合には、毎日指導します。週に2回の指導に当たる子どもたちの場合は、通常グループで実施します。
- 佐々木
同じ学年の子どもたちをグループにするのですか。
- オレアリー
そうです。たいていは同学年の子どもたちで一緒にやります。たとえば、1年生の中から、発音がうまくできない子どもたちを4人集めてグループを作り、幼稚園から質問ができない子どもたちを集めてグループを作ったりします。
幼稚園から小学2年生の間で障害に応じてグループ分けをするわけですが、できるだけ他の授業を受け損なうことがないように配慮します。一般の授業スケジュールを良くみて、一人一人の時間を取るのです。
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