ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第71回 柴田 励司さん

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マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング株式会社 代表取締役社長、組織人事コンサルティング部門 アジアパシフィック上級副社長
柴田 励司さん
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いよいよホテルで、人事改革を実践
- 柴田
ただ立地がいいのでお客さんはたくさん来るということで、業績は良かった。しかし、中を見るとボロボロ。で、「それは問題だね」っていう話をしてましたら、組合の幹部に捕まって、「お前、そんなに文句があるなら、組合に来てやれ」と。で、「分かった」っていうことで、組合に入って、いろいろ会社側とやりました。
で、それをあんまりやってましたら、会社側が「お前、そんなに言うんだったら、経営の方に来てやれ」と言われて、人事に。一時、ですから、組合の役員をやりながら人事っていう、すごく変な、コウモリみたいな……。
- 佐々木
それ、すごいです(笑)。組合の役員と人事って、一緒にできるんですか。
- 柴田
ええ、いや、できないと思うんです。ですから、団体交渉の時には、テーブルの真ん中に座らされて。そうすると、向こうにいるのは総支配人で(笑)、なんか変な……。まあ、そこで、ですから、原体験的にオランダの時に得たものを実現していく、ということをやれましたですね。
- 佐々木
戻ってきてから、何年いらっしゃったんでしたか?
- 柴田
ええと、89年の終わりに戻ってきましたから、5年くらいですかね。
- 佐々木
じゃあ、その間、人事の実践を積まれるような格好になったんですね?
- 柴田
ええ。ただ、人事制度を変えるっていうのは政治的にも大変なことなので、3回潰れてるんですよ。で、一緒にやった上司は過去に2人飛んでしまいまして、最後にやった人と、まあ、力技や寝技で、なんとかやることができて。
- 佐々木
たとえばどんな改革をされたんですか?
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