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中西 弘子さん
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たくさんの商品を流すのでなく、ひとつひとつお店を作って
- 佐々木
え? それは、どういうことですか?
- 中西
自分たちがやっていることと、外からの評価というのが、きちんとバランスが本当にとれているのかということですね。そういう点で、ますます責任と使命感を強く感じています。
- 佐々木
でも、選ばれている遊び道具の、色合いや肌触り、質感というものがとてもいいので、雑誌や新聞に取り上げられた時もとてもインパクトがあるでしょう。じっくりとひとつひとつを選ばれているということも、今の時代に合ってきたっていう感じがします。
- 中西
そうですね。それはもう、本当におっしゃるとおりですね。そのへんの考え方ですとか、コンセプト、それから選んできている商品、ということに関しては、自分たちがやってきたことが良かったんだな、理解してもらえたんだな、という思いと、一方で、もっと向上していかなくては、という思い、両方ありました。
- 佐々木
自分で選んで買ってくるプロセスと、お客様に気に入っていただくことが合ってくると当然、売り上げが上がってきますけども、売れ線を狙って買ってくるのではなく、自分たちの指針にあったものだけを選び続けてきた、ということは、当然、時には市場ニーズとのギャップもあったのでしょう。
- 中西
そうです。マスマーケットにたくさんの商品を流して、売り上げを作って、利益を得るっていうこととまったく違う、時代にも逆比例したやり方で、ひとつひとつお店を作って、商品を入れて、販売、インストラクターを教育して配置してという、本当に地道なプロセスですから。
- 佐々木
全部直営なんですか?
- 中西
ほとんどが直営です。それはですね、商品を一個一個見てみると、全てが利益をもたらしているかっていうと、もたらしていなかったんですね、実は。でも、我々が考えた、いわゆる根底の部分をきちっと作り上げるという観点ですから、人様にお願いしてやっていただくんではなくで、まず自分たちでやって、実証してから広げていくということが絶対に必要なんだと思って動いてきているんです。そういう意味では、ある程度ビジネスになってきたのは本当にここ数年ですね。
- 佐々木
とっても丁寧に作られてきているんですね。
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