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神原 弥奈子さん
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わかった人に使ってほしい
- 神原
そういうことなんですよ。だから私たちは、一度、大きな価格改定をしたんです。「良さが分かるまで使われなくてもいい」と。逆に言うと、わかった人に使ってほしいし、分かった人が使うと、「良かった」って言って広めてくれると思ったんですね。
しかし、それって、我慢をしなきゃいけないわけですよ。分からない人に押し売りするなっていうことなので、「使ってね」と、こちら側から歩み寄るわけでもなくて、「このやり方がスタンダードになると私たちは信じています」と。で、それをやるためには、やっぱりファイナンスとかも含めて我慢する必要があったんです。
- 佐々木
すごく増資を重ねましたね。
- 神原
もう、本当に。「私、営業、本当に下手なんですよ」って言ったら、「あれだけお金を集めておいて、営業が下手ってことはないでしょ」って言われて。
- 佐々木
私もそう思った。すごいスピードで増資していきましたよね。
- 神原
やっぱりサービスのクオリティーを下げたくなかった。結果、お金のこととかは、分かる人に分かればいいと思うんですけど、サービスはサービスとして見えているもので、提供しているものなので、そのクオリティーは下げられないじゃないですか。
- 佐々木
その、「貫こう」っていうのは、哲学科の何かがあるわけではない(笑)?
- 神原
佐々木さんこそ、何で貫かれているんですか? 聞いてみたいですよね。私ね、実は、初めて佐々木さんに会った時には、怖かったの。
12/26
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