
2000年にデビュー20周年を迎えて、二人の子どもが生まれて、「今までの時代は終わったな」という感がありました。80年代にデビューして、90年代という時代があって、2000年を迎えて、というふうに振り返ると、そこにはその時代ごとに違う在り方のわたしがいます。
そうやって余裕をもって振り返れるようになったのは、やっぱりいろんなことを越えてきたからかな。そして、これから、またここから始まるっていうことも強く感じました。
表現方法はそのときどきに変わっていますけど、基本的に「生きてる感じがロックンロールだ」っていうのは、一生変わらないんだろうな(笑)。ロックンロールって、何でしょうね。たとえば、あきらめないのがロックンロールかというとそれだけでは語れないし。ある意味、大人になりきれない、やんちゃなイメージもあるし。
ただロックンロールという言葉だけでは語れないものになってるかもしれないけど、自分の気持ちのままに生きてきた在り方をシンプルに表現したときに、ロックンロールというのがピッタリくるんです。
「自立」というと、誰にも甘えない依存しない、一人で生きるというようなとらえ方をされるんだけど、やっぱりそれだけじゃない。それだけだとつまらないって感じがするんですね、わたしは。
もっと広く深く、女として人間としてイキモノとして強く生きてる感じがいい。そのときそのときの気持ちをネガティブな面も否定しないでちゃんと受け止めて生きる。自分の気持ちのままに生きる。そんな生き方ってすてきだと思いませんか。
このリポートを読まれて、感じたこと、考えたことをぜひ教えてください。あなたのご意見をお待ちしています。
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