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今週のテーマ
会議番号:1709
訪ねてみたい名作の舞台はありますか?
投票結果
83
17
872票
178票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2005年09月12日より
2005年09月16日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
松本侑子 作家・翻訳家/日本ペンクラブ常務理事
「私には『夢』なんてないよ、と人に話していたけれど、それが私の『夢』だったことを思い出しました」(ア……
議長コメントを全文読む
3日目までに届いている投稿から...
ホームページを見て (ごまちゃん・横浜市・パートナー有・41歳)
初めての海外旅行でカナダに行きましたが、自由に計画して旅行というわけではなかったためプリンスエドワード島には足をのばすことができませんでした。もう一度、今度は赤毛のアンの世界に浸りに行ってみたいと思っています。そして、子どもができた今は家族で訪ねるならということで、子どもの大好きな『機関車トーマス』の舞台イギリスへの旅が浮上してきました。ご紹介されているように、トーマスに会いに家族旅行したご家族のホームページを見て我が家も行ってみようか?! と夫と話しています。
江戸地図を片手に散歩 (ayeshadesu・神奈川)
鬼平や剣客商売など、池波正太郎さんの作品が大好きなので、東京都内を「江戸地図」など片手に歩いてみたいと思います。その土地を訪ねて、歴史やその当時の人々の生活に思いを馳せる。今はなかなか時間が取れませんが、ぜひやってみたい贅沢な「散歩」です。
いろいろな場所に行っていました (wakano)
『冬のソナタ』『スキャンダル』『ホテリア』などの映画やドラマのロケ地のナムソン、昔の宮廷、ホテル等に行った話を投稿してましたが、他の方の投稿を見て、そう言えば『二十四の瞳』の小豆島も大林監督作品に出てくる『転校生』『時を掛ける少女』の尾道も尋ねていた事を思い出しました。それが目的で訪れたのではないのですが、行った先に撮影が行われた事を記していて思わず訪ねていた、という方が正しいですが……。それに東京のドラマ撮影に使われていたお台場、映画『東京日和』のロケ地の柳川も思わず訪れた事がありました。多分、ぺ・ヨンジュンさんの『四月の雪』の影響で韓国・サムチョク市にも行く事になりそうです。
夢が叶いました! (みらくるみるく)
小学生のときに『ナルニア国物語』に出会ってからずっと、ナルニアが生まれた国、イギリスにあこがれ続けてきて10余年、昨年やっと夢が叶いました。作者のCSルイスが長年、教鞭をとっていたオックスフォードを訪れました。オックスフォードからロンドンへのバスに乗りしばらくたった頃、市街を抜けて、森と畑と郊外の家の風景が目に飛び込んできたとき、「ペベンシー兄妹が疎開してきて、ナルニアへの冒険が始まった、まさにその場所だ」と、直感めいたひらめきがありました。そして、50年以上も昔に書かれた作品なのに、作品を読んでイメージしたそのままの風景が残っているイギリスに深い感動を覚えました。最近では『ハリーポッター』という素晴らしい文学を生んだイギリス。名作が生まれる素地が昔から現在まで、絶えず存在していることを感じます。旅して、『ナルニア』も『ハリーポッター』もイギリスもますます好きになりました。
お姫様になった気分 (kemkem・岡山・パートナー有・45歳)
この夏イタリアに行ってきました。初めてのヨーロッパです。小さい頃、西洋の「お姫様もの」にあこがれておりました。中世の塔や城壁がそのまま残っている町並みに立って、昔話の中に入り込んだような感覚を味わいました。ひんやりした石の壁に触れて鐘楼の狭く暗い石段を登りつつ、きっとかの時代の姫もこの石段を登ったに違いない、ドレスの裾をからげて……上に待っているのは愛しい人……などとこの年でなお想像力は全開です。三次元で見ること、五感すべてでで感じること、それはやはりその場所を訪れなければ感じることができないのだ、と思いました。
私の夢を思い出しました! (アールグレイ・三重・パートナー無・33歳)
『赤毛のアン』のカナダのプリンスエドワード島、『ハイジ』のスイス、『ナルニア物語』『指輪物語』『高慢と偏見』など数々の名作が書かれたイギリス、『眺めのいい部屋』『鳩の翼』のベネチア……、数え上げたら切りがありません。いつか名作をたどる旅に出るために英会話教室に通っています。私には「夢」なんてないよ、と人に話していたけれど、それが私の「夢」だったことを思い出しました。
町の雰囲気を存分に楽しみました (りめっと・埼玉・パートナー有・36歳)
『眺めのいい部屋』のフィレンツェです。イタリアは、ブームでありながらベネチアにしか行ったことがありません。でも、花の都のフィレンツェにも死ぬまでに一度行きたいです。ちなみにベネチアは、『旅情』に惹かれて訪ねました。美術館その他はまったく入りませんでしたが、3泊もして、とにかく歩き回り、町の雰囲気を楽しみました。ベネチアグラスで有名なムラーノ島にも行きました。駆け足の旅が好きな方は、「ベネチアなんて何もない、1泊で十分」とかおっしゃるのですが、そういう駆け足の旅ができない性分です。
4日目の円卓会議の議論は...
文学紀行をすることで知ったもう一つの世界
「私には『夢』なんてないよ、と人に話していたけれど、それが私の『夢』だったことを思い出しました」(アールグレイさん)
「三次元で見ること、五感すべてで感じること、それはやはりその場所を訪れなければ感じることができないのだ、と思います」(KemKemさん)
「50年以上も昔に書かれた作品なのに、作品を読んでイメージしたそのままの風景が残っているイギリスに深い感動を覚えました」(みらくるみるくさん)
いずれも本当に印象的な言葉です。みなさま、どうもありがとうございました。
『赤毛のアン』の舞台へ行きたい、というご意見、毎日、たくさんいただいています。サーベイの初日に、名作の舞台を訪ねる旅に出かけるようになった発端は、『赤毛のアン』翻訳のためにプリンスエドワード島へ行って感動したことです、と書きました。その後も、翻訳を深めるために、『赤毛のアン』に引用されるさまざまな英米作品の舞台へ行きました。作品を深く理解することで、モンゴメリはなぜその一節を引用したのか、意味を考えて、訳註や解説書を書くのです。
たとえば、孤児院からグリーン・ゲイブルズに来たアンが、マリラに両親の名前を問われて語る「バラはどんな名前で呼ばれても甘く香るだろう」……。これはシェイクスピア劇の『ロミオとジュリエット』のジュリエットの台詞です。悲恋物語の舞台であるイタリアのヴェローナへ行きました。
また、自分の赤毛にコンプレックスを持っているアンが、髪を染めて、黒髪の持ち主になろうとしたところ、おぞましい緑色になってしまう滑稽なシーンでは、「ひとたび人を欺(あざむ)くと、(つじつまを合わせるために)なんともつれた網目を織らねばならないことか」と言って嘆きます。これはスコットランドの国民的作家スコットが書いた戦争物語『マーミオン』の一節です。『赤毛のアン』には、『マーミオン』からの引用がたくさんあるため、その舞台を訪ねて、スコットランドとイングランドの古戦場とお城をまわりました。
文豪スコットを愛するモンゴメリは、1911年にカナダから渡英したときに、彼の屋敷と、『マーミオン』の舞台をまわって日記を書いています。実は、モンゴメリも、憧れの物語の土地を訪ねて旅をしていたのです。
さらに、『赤毛のアン』では、アンに好意をよせているギルバート少年が、「もう一人あり、それは妹にあらず」という詩の一節を読みながら、アンをじっと見つめます。これは、女性詩人ノートンの『ライン河畔のビンゲン』から引用されたものですが、なぜ、ギルバートはこの詩を使ってアンに告白したのか……。私は、ドイツのライン河畔にあるビンゲンという小さな町まで行ってきました(興味のある方は、拙著の『赤毛のアンに隠されたシェイクスピア』をご覧ください)。
このように、アンが愛した物語の文学紀行をすることで、私は『赤毛のアン』の背後に広がっている、もう一つの深い世界を知り、モンゴメリが意図した二重構造の豊かさと芸術性に圧倒されました。
ここでお知らせです。来月10月の土曜日、『赤毛のアン』の英語セミナーを開催します。『アン』の原書を読む講座で、おかげさまで第8回目となりました。『赤毛のアン』の世界が好きな方、英語を学びたい方、どうぞ、ぜひご参加ください! イー・ウーマンのある表参道で、お会いできますことを楽しみにしています。
松本侑子
作家・翻訳家/日本ペンクラブ常務理事
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