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今週のテーマ
会議番号:1718
絵を買ったことはありますか?
投票結果
42
58
476票
648票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2005年10月03日より
2005年10月07日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
玉村豊男 エッセイスト 画家 農園主
私は、文章を書くことと、絵を描くことの、両方を仕事にしています。文章の場合、ある程度以上の数の読者が……
議長コメントを全文読む
4日目までに届いている投稿から...
留学中の心の支え (ypfms・神奈川パートナー無・)
展覧会で、ルノアールの絵の複写ポスターを買ったことがあります。15人位が、昼食を食べ、しゃべり、歌って楽しそうにしている絵です。留学中に、寮の部屋の寒々しいコンクリートの壁の、机から顔を上げると見える位置に貼っていました。勉強に疲れては眺め、朝起きては眺め、何もなくてもぼーっと眺めて、明るい気分になったり、心の落ち着きを取り戻したりしていました。帰国後は部屋に絵がないとさびしくなってしまい、今も小さいスケッチ画を飾っています。いただき物ですが、いただいた時のことを思い出させてくれたり、心にやすらぎを与えてくれたりします。
大切な生活の一部 (junsan・東京・パートナー有・45歳)
初めて就職が決まったとき、たまたま入った画廊で気に入った絵があったのでつい買ってしまいました。これから仕事を始める自分に対する先行投資と家にある父の買った絵ではなく、自分だけの絵が欲しいという気持ちもあったと思います。そのときに結婚したらその絵を玄関に飾ろうと大事にしまっていたのを思い出します。今はわが家の玄関ではなく廊下に飾っていますが。実家の両親も絵画が好きで、実家にはいろんなジャンルの絵がさまざまな場所に飾ってあるので、そういう環境の方がなじんでいてリラックスできるのでしょう。わが家にも玄関、廊下、リビングなどに小品を飾っています。そんなに値段の張るものではなく、自分がリラックスできる絵を楽しんでいます。私の誕生日や記念日などは割りと絵画を購入しています。絵画や音楽、香りなどは私や家族が心地よく過ごすためになくてはならない大切な生活の一部なのだと思っています。
人生を変えたいと思い (ひげねこ・群馬・パートナー有・36歳)
確か10年位前になると思うのですが、たまたま友達に誘われて、画廊のような本屋のようなところへ行きました。いろいろ絵を見ていて、原作者のフランス人の方だったと思うのですが、ちょうどその方がいらしていて、その方の絵を見てとても幸せそうな絵だったので、即決してしまいました。そのころ、毎日があまりうまくいっていなくて、何かで自分の人生を変えたいと思った時に出会った絵で気に入ったので、買いました。その後、なんとなくいろいろなことがうまくいっているような気がします。買って良かったと思っています。
パワーが出てきます (aming・兵庫・パートナー無・33歳)
母が玄関先やリビングのちょっとしたコーナー用にと、数万円程度の小品の絵をよく買っていましたので、絵を買うことは子どもの頃から身近でした。私が初めて自分で買ったのは実家から出て独り暮らしを始めたとき。ドイツの女性作家の作品で、月夜の森にくじゃくが佇んでいる絵です。凛として潔いのに暖かみもあるその絵に、独立の時に相応しいものを感じて購入しました。今もリビングの一番良い場所にかかっています。絵を見るたびに、がんばるぞ! とパワーが出るようです。
管理が大変そう (ぐん・広島・パートナー無・27歳)
その人の絵を欲しいと思う作家さんがいますが、ペインティングナイフで描かれた抽象画なため、湿度・温度・紫外線等、大切な絵が痛んでしまうことが怖く、実現していません。私が将来、管理がばっちりできる、しかもその作家さんの雰囲気に似合う家に住むことができれば購入したいと思っています。でも、そのころには価値が上がってしまっている気がします……。
一味違う絵画鑑賞 (りんべる・茨城パートナー有・)
ロンドンに留学していた頃は週末ごとに美術館に足を運んでいました。ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで昨年の秋に、美大生や若手作家の作品発表の場でありながら、即売会も兼ねている展覧会がありました。印象的だったのは、作品の値段のあるラベルに、購入を希望している人数分の小さなシールが貼られていたことです。どの作品が人気があるのか、一目瞭然だったのです。貧乏学生で買うことはありませんでしたが、「なるほど」と納得したり、「これが?」と意外に感じたり、一味違った絵画鑑賞でした。
5日目の円卓会議の議論は...
画家の強い思いが絵の命
私は、文章を書くことと、絵を描くことの、両方を仕事にしています。文章の場合、ある程度以上の数の読者が見込めなければ出版社は本を出してくれません。出版は、印刷によって複製した作品を多くの人に流布するのが目的なのです。ところが、絵描きが描いた絵は、たとえ100万人の人が「こんな絵は見たくもない」と言ったとしても、たったひとりでも「この絵がほしい」と言う人がいればよい。多くの人に少しずつ愛されるよりも、ひとりにだけ熱烈に愛されることを欲する……絵はそういう芸術なのです。
私の展覧会でも、ある小さな、たいていの人が見過ごしてしまう目立たない絵の前で、動けなくなって涙を流した人がいました。その人は結局その絵を買って帰ったのですが、重い病気で長い間入院していて、外出許可をもらって街に出たときに私の絵と出遭ったのだそうです。その絵は私が病気をしていたときに描いたザクロの油絵でしたが、きっとどこかで、その人の心の中の何かが、病気に苦しんでいた当時の私の気分とシンクロしたのでしょう。
視覚から一瞬にして生じる印象というのは、それだけ強いものがあるのです。絵と文章の違いといえば、絵は同じモチーフを何度も(ゴッホのヒマワリのように)描いてもいいのに、文章では同じネタは繰り返して使えない、ということがあります。もちろん1点制作と複製作品の違いがあるからですが、それだけでなく、同じモチーフを追求する画家の強い思いが作品に凝められている、その思いの強さこそが絵の命なのだ、ということでもあるのでしょう。絵を買う買わないにかかわらず、そんなことを考えながら絵を見ると、また違った見方ができるかもしれません。
玉村豊男
エッセイスト 画家 農園主
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