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今週のテーマ会議番号:1720
NHKを民放化すべきだと思いますか?
投票結果
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5日目/5日間
働く人の円卓会議
1位
【開催期間】
2005年10月03日より
2005年10月07日まで
円卓会議とは

高成田享
プロフィール
このテーマの議長
高成田享 朝日新聞石巻支局長
円卓会議議長一覧
NHKのいまの姿勢は、民放と張り合うことを考えているとしか思えないことがたくさんあります。人気のある選�……
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4日目までに届いている投稿から...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
yes 一部を国営化に (奥沢すずめ・東京)
「いっそ国営化」という投稿がありましたが、共感します。最近NHKの存在意義をアピールするCM(?)を見かけます。確かに民法ではできないようなすばらしい番組も多くあります。でも、娯楽ドラマや歌番組、NHKしかできないものではないでしょう。ましてや巨費を投じてオリンピック中継なんて、受信料から捻出すべきものなんでしょうか。ケーブルテレビやブロードバンドが普及した現在、教育専門枠も本当に公共放送が持たなければならないのでしょうか。そう考えていくと、民放化して、一部を「国営」として残す。というのはいかがでしょう。

yes 将来残るようなものを (Pururu・東京パートナー有・)
1.ニュースは今のままの「中立的」な立場で良いと思います。情報は自ら整理し判断するものだと思うからです。願わくばNHKには「本当に事実だけ」を「中立的」に伝えて欲しいと思います。それができれば十分権威に対して対抗できると思います。2.教育・文化に関しては今の路線で良いと思います。3.娯楽は民放に任せてはいかがでしょうか。4.チャンネル数が多すぎると思います。BSの2局とハイビジョンはどうにか統合できるのではないでしょうか。5.たとえば民放で赤字でボツになりそうな良い企画があった場合、NHKとコラボしても良いと思うのです。一種の社会貢献として採算を考えない番組を民放の視点で作り、映像文化として残すことができると思うのです。それから、民間から官公庁へ出向することがあるように、民放・NHK間で人事交流があっても良いと思います。将来的に文化遺産としての映像が、歴史資料としての報道が残るようなテレビ局を望んでいます。

no 民放に勤めている立場から (くにやん・大阪・パートナー有・38歳)
自分自身が民放に勤めているので、実体験に基づき「No」です。報道の自由、表現の自由と言っても、広告料をいただいての番組制作ですので、スポンサーがらみの制約がかなりありますし、大株主の意向などが番組制作に影響することもあります。そう考えると、もし、NHKが民放になった場合、いかなる制約からも解き放たれた状態で、番組制作、放送ができるのか疑問です。たとえば、大災害や大事故など、CMもへったくれもなく放送すべきことが起きたとき、民放では今のNHKと同じようなフレキシブルな放送ができない面があります。やはり、それも広告料をいただいている=経営に関わることだからです。以上の見解から、株主やスポンサーの意向や思想に偏ることなく、公正で正確な情報を流す媒体として、NHKが民放化するのは反対です。

no 私は契約します (Jerry・東京・パートナー有・38歳)
NHKスペシャルのコンピュータ・グラフィックスを作るのに、どれくらいかかるかを先日聞いて驚きました。スポンサーに頼らざるを得ない民放では、思い切れないと思います。CGだけでなく、長期の取材や1つ先を行く番組を制作し、良質の番組を放映することで、さまざまな技術が向上して長期的には国を支えることになると思います。受信料についてはもっと低く抑えて税金の形にするか(つまり国営化ですね)、現在の番組資本を有償で貸し出すなど新しいビジネスを立ち上げた上で経営状態を公表しつつ、契約制にすべきだと思います。チャンネルが多様化する現在においても、NHKは競争力ある番組を抱えていると思います。私は契約しますよ。

no あるべき姿を目指して (ポーチカジュニア・愛知・パートナー有・36歳)
「あるべき姿を目指して」という言葉を商品開発のときによく上司が口にしました。こちらの事情からスペックを決めるのではなく、あるべき姿を目指して行きましょう、ということでした。どのような姿がNHKのあるべき姿かということを考えると、視聴者に媚びず、ドキュメンタリーも変に苦労解決大成功物語に脚色せず、事実を正確にそしてあらゆる分野を網羅して欲しいと思います。そして10代から20代の成長を助ける番組にもう少し力を入れても良いかなと思います。

no 目を向けるべきテーマを (ypfms・神奈川パートナー無・)
明るく楽しい話ではないけれども、今、目を向けることが重要なテーマを、NHKの番組では取り上げてくれていると思っています。たとえば、この8月には靖国問題を取り上げた特集が連夜、放送されました。靖国の歴史が丁寧に調べられていましたし、識者を囲んで討論が行われていました。ずっと気になりながら、本でも新聞でも靖国について調べる時間がなかった私にとって、とても参考になりました。このような、問題の背景が複雑、地道な調査が必要、若い世代に明らかに受けない、というテーマは、採算性を求める民放では却下せざるを得ないことと思います。また、福祉や医療、失業・リストラへの対応、起業、孤独死、といった番組を偶然見たことが、自分の今を振り返るきっかけとなり、その後の自分の考え方にプラスになる、ということがしばしばありました。
5日目の円卓会議の議論は...
月曜:1日目(テーマの背景) 火曜:2日目 水曜:3日目 木曜:4日目 金曜:5日目(リポート完成)
公共放送として残るためには改革が必要
NHKのいまの姿勢は、民放と張り合うことを考えているとしか思えないことがたくさんあります。人気のある選手ばかりを写すスポーツニュース、民放のようにプロレス調で絶叫する実況放送、娯楽重視の番組……。視聴者の要望を聴くと、そういう結果になるのかもしれませんが、実は、その一方で、それなら民放になればいい、という見方も強まっているということでしょう。

この1週間の意見を読むと、NHKしかできそうもない番組を評価する声と、それは認めつつも、民放のような番組がたくさんあることを強調する声と、両方だったように思います。前者を重視すれば公共放送となるし、後者を重視すれば、民放化になると思います。小泉首相の選挙演説ではなりませんが、「民でできるものは民」ということになれば、いまのNHKの番組の半分以上は民放にまかせればいい、ということになるでしょう。チャンネルが多すぎる、という指摘もありました。その通りだと思います。BS2局はいらないし、そのために高額の受信料を取るのは納得できません。

公共放送としてNHKが残るには、民放でできるものは民放にまかせ、チャンネルも含めて、もっと規模を縮小し、受信料を下げる、といった改革が必要だと思います。メディアとして政治との緊張関係を保つには、放送法を変えて、NHKの経営委員会をもっと民主的なものにする必要がありますし、放送全体についていえば、米国のように、放送を監督する独立の委員会を設置して、政府の関与を減らすべきです。

総務省がすぐに口をはさめるような仕組みは、NHKにかぎらず、放送の中立性を担保することにはなりません。NHKや民放の幹部は、参考人として国会によく呼ばれますが、新聞社の幹部が呼ばれることはまずありません。許認可の権限が政府にあるからですが、それなら、公正取引委員会のようにもっと独立した組織の監督下におかないと、そのときの政権と放送局との距離が近くなってしまいます。

「スポンサーに振り回されない番組作り」という意見は、とてもよくわかります。民放のニュース番組では、ニュースで何かを取り上げるときに、真っ先に気にするのは番組のスポンサーのことという場面もあります。

たくさんのNHKの記者を知っていますが、記者として尊敬できる人たちがたくさんいます。記者としての質をみれば、民放の方には申し訳ないのですが、訓練の度合いや経験を含めて、全体としては、NHKとは比べものにならないという気がします。そんな個人的な思いがあるからかもしれませんが、私自身は、時代の流れからみて民放化に傾きつつも、もっとスリムになったNHKが「真の公共放送」として、存続してほしいという気持ちがあります。ともあれ、NHK論議はこれからが本番だと思います。ぜひ、続編をやりましょう。

高成田享
朝日新聞石巻支局長
高成田享


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