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今週のテーマ
会議番号:2100
スポーツは、自分でするより観る方が好き!
投票結果
46
54
360票
423票
この会議への投票・投稿は
募集を締め切りました。
【開催期間】
2007年02月19日より
2007年02月23日まで
円卓会議とは
このテーマの議長
若林邦彦 『報道ステーション』チーフディレクター
今回のみなさんの投稿を読んでいると、全体傾向としてですね、(1) 現在スポーツを自分でやっているかやっ�……
議長コメントを全文読む
2日目までに届いている投稿から...
自分にはできないからこそ (miyuma)
自分では出来ないスポーツ(サッカー、野球、スケート)などは興奮しながら良く観ます。ワールドカップやオリンピックは夜中におきてまで観てしまいます。逆に遊びで自分でもやるテニスなどはあまり観ません。なぜでしょう? そんな中、最近、息子がサッカーをやりはじめ、どんなスーパーゴールよりも彼のゴールに興奮する自分の親ばかぶりを隠しきれないでいます。
致命的な運動音痴のため (YOKKO・福岡・パートナー有・29歳)
体育の授業では、特に団体競技で私のプレーによって流れが止まることが多く、みんなに迷惑をかけることばかりでした。「YOKKOができるようになるまで、他の人は各自練習して!」というようなこともあり、みんなとスポーツすることに消極的になっていきました。ですが、スポーツを観戦することは大好きで、イタリアにサッカー観戦しに行ったこともあるくらいです。自分が苦手なことを極めている人がかっこよく見えるので、スポーツをする人は男女問わず尊敬しています。
高校時代はマネージャーでした (わくらく・兵庫・パートナー無・33歳)
高校時代、女性バレー部のマネージャーとして選手のサポートを行っていました。運動が得意ではない私ですが、選手のすばらしいプレーを見ると、あたかも自分事のように思えたんですよね。一緒に笑い、一緒に泣いた部活動の日々は、今でも輝いている思い出です。
どっちも好き! (里織・宮城・パートナー有・34歳)
チームスポーツ(っていうんですかねぇ? バスケやサッカーなど……)は観戦することが多いですが、体を動かすのは気持いいです。普段はマウンテンバイクで40分ぶっ飛ばしての通勤やジムで汗をかいています。個人的には、プロバスケットリーグがもっと盛り上がるといいです!
超人の集まり (ごまちゃん・横浜市・パートナー有・42歳)
プロ野球、マラソン、駅伝などその道のプロたちの試合を観戦したときには「おおっ! やっぱり凡人とは違うよぉ。スーパーマンの集団だなぁ」と素直に感動してしまいました。普段は自分で体を動かすほうが好きです。学生時代運動部のマネージャーをしている友人を見て、自分がプレイするほうが楽しいのになと不思議な気持ちでした。今思えば、いろいろ別の理由があったのでしょうね……。とっても鈍感な10代でした(笑)!
どちらかと言えば、自分でする派 (ゆうあんどみいこ・東京・43歳)
チームの代表として応援されながら試合したことがあり、緊張や重圧の中で戦った後の達成感は格別でした。そして汗をかいた後の爽快感……! ですが、そんな経験からも、「感動」を味わえるのは絶対に「観る」方からです。ある意味、戦う本人以上に気持ちの部分でイメージを膨らませて、疑似体験してしまうということでしょうか? 個人的には、甲子園の松坂クンに涙が止まらないほど感動し、その彼が応援するレッドソックスに入団したことに、何か運命的な(?)ものまで感じてしまう私です。
使い分け (Aska)
もちろんプロのすばらしい動き、チームワークを見るのはわくわくします。けれども自分でするのと比べたらそれはやった方がより楽しいです。とはいえあらゆるスポーツを自分で経験するわけにはいかないし。そんなときには見る方を楽しむことにしています。
3日目の円卓会議の議論は...
「雪が降る日、白い馬が先頭を走った」
今回のみなさんの投稿を読んでいると、全体傾向としてですね、
(1) 現在スポーツを自分でやっているかやってないか
(2) 過去にやったことがあるかないか
(3) そのスポーツを観るかほかのスポーツを観るか
みたいなことの順列組み合わせで考え方や感じ方が決まっていく、という感じがしますね。もっとも同じ組み合わせでも感じ方は微妙に違ったりするようですけどね。
そのあたりは当たり前と言えばそうなのですが、とても面白い側面です。
もうひとつ、僕自身が痛切に思うこと。
それは、
テレビを通じてスポーツを見るということは、実況やら解説やら、クローズアップやらリプレイやらスローモーションやら、とにかくいたれりつくせりのサービスが必ずついてくる
、ということなわけで、その感覚に慣らされたまま
実際のスポーツの現場に行くと、唖然とするほど裸で放り出される感じがなんとも頼りなく、つまり自分の五感だけの世界に身を置くことになり、まったくもって落ち着かなく戸惑ってしまう
、ということです。
実況も解説もリプレイもないと全体像を見つけにくい気になるのですが、でもそのうち、
実はその方がスポーツの全体像はわかるのだ!
と発見することになるのです。その時、はじめて現場感覚みたいなものが無性に愛おしくなるのです。僕の場合は。
だからまた続けて、スポーツを観にでかけていくことになるのですけどね。
さて、第3回目のスポーツ現場はこちら。
日時 1993年1月24日 午後3時48分ころ
場所 中山競馬場
スポーツ アルゼンチンジョッキークラブカップ(G III)
まあ、競馬がスポーツか! 競馬はギャンブルでしかない! とお怒りの方がいらっしゃるかもしれませんが、僕は一応、競馬はそのどちらでもある、と思っている立場なので、この話をしようと思います。
その昔、
ホワイトストーン
というなぜだか人気のある馬が、いました。僕も好きでした。なんとなく。
葦毛の小さめの馬で、弱くはなくて、いやむしろ
サラブレッドの中ではかなり強い方で、でも大一番で、ダービーとか菊花賞とか天皇賞とか有馬記念とか、全部もう少しのところで勝てなくて
、歳をとってきてだんだん白くなってきて(葦毛の馬は最初はグレーなんですけれど、歳をとっていくとだんだん白くなっていって最後は完全に真っ白になっちゃうんですね)結局いいところで勝てないからもうだめだろうな、と僕は(いやおそらくみんなが)思っていたわけです。
オグリキャップのあの歴史に残る引退レース、有馬記念で、もうだめだろうと思われたオグリキャップに天才武豊がまたがり、あれよあれよといううちに感動的に勝ってしまい、世の中を熱狂の渦にぶちこんだあの伝説的レースで、目立たず地味に2着になっていたのがホワイトストーンでした。
そして、時は移り、1993年の冬、中山競馬場にはちらほらと雪が降っていました。
雪の競馬場に、もうかなり真っ白になりつつ全然いいところで勝てないホワイトストーン
。ああ、この馬はまた勝てないんだろうな。いつから勝つことを忘れてしまったんだろう。
この馬を追いかけたせいでずいぶんとお金を損してしまったな。いや、お金のことはどうでもいいんだ。(よかないけど)せめてこの馬が引っかからずに伸び伸び走るところを見てみたいな。(ホワイトストーンはすぐ興奮して走ってしまい、いつも力を出し切れずにいるのでした。興奮して走ってしまい力を出せないことを「引っかかる」と言うのです)
そのうえで、この単勝馬券がいくばくかのお金になるといいんだけどな。でも
この馬は負けちゃうんだろうな。ま、いつもそういう馬だものな……
。日本中のホワイトストーンファンはそういうことを思っていたのです。この時。
ところが。
この日、ホワイトストーンはするすると先頭に立ったかと思うと、雪が降る中山のターフをぴょこぴょこと飛ぶように気持ちよさそうに走っていき、あれまあ、どうしたことでしょう、そのまま、直線までやってきたのです。
なんだかみんな叫んでいました。
わけのわからない言葉を叫んでいました。で、
ホワイトストーン、勝ちました
。2年ぶりくらいで。しみじみ泣いてる人もいましたね。ああこれも人生だ(馬生?)と僕は思いました。こういうこともあるのだ、と思いました。
そして、またこのあと、ホワイトストーンは僕らファンの期待を裏切り続け、再びいいとこなしの馬になりぱたっと引退していきましたけどね。
つまり、
悪い時もあるし、いい時もある。
そのことをリアルに感じることができるだけでもスポーツを観る価値がある
と僕は思っています。
あれ、きのうと同じことを言ってるな。
あしたはサッカーのことを話そうと思います。では。
若林邦彦
『報道ステーション』チーフディレクター
「W杯日本代表、実力を出しきっていると思う?」
ドルトムントの奇跡を目撃……したかった
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